諦める前にこの記事の通りやってみてください。
テスト1週間前であせってしまい、まともに勉強できずどの教科も低い点数に…。僕も学生時代はテスト勉強の仕方がわからず、かなり苦しみました。
塾で4年以上勤めて、効果があるとわかったテスト勉強法を自信を持って教えます。
この記事を読むことで、
- 「テスト勉強で何をやればいいか困らない」が解決。
- 手順通りやるだけで、いつもの10点は上がる!
- テスト勉強の時間が増え、効率が上がる!
先に言っておくと、内容は結構ハードです。でも確実に点数が上げられて、最も効率が良い勉強法とスケジュールにしました。
僕自身が「学生時代にこれを知りたかった!」と思える最強のやり方です。自分には無理と諦めず、実践してください。
正しいやり方をやれば、1週間でも普段よりも高い点数を取れます。
【教科別】テスト1週間前からの勉強法
ほんとに時間がない人はココだけでも見てください。
全ての教科は「理解が必要な科目」と「暗記科目」に分かれます。そして、それぞれ勉強の仕方は違います。
- 理解が必要な科目・・・英語、数学、理科(物理,化学)
- 暗記科目・・・生物、社会、副教科
※国語の場合、語句や漢字は暗記分野。文章読解や文法は理解が必要な分野です。
勉強のやり方はとてもシンプルです。
これは中学生でも高校生でも変わりません。やり方は一緒です。6年間使える勉強法です。
この時点で「くり返しやるとか俺には無理」と思った人も安心してください。僕が学生の時にこれを言われたら、
「3周やるとか俺には無理。賢い人しかできんやろ」
こう思います。
でももう少し我慢して聞いてください。短時間で誰でも出来る方法です。学校での順位が上位の人でも、下位の人でも誰でもできます。
「3周もする時間も学力もない…」「どうやって覚えればいいの?」と疑問がたくさんあると思うので、くわしく話します。
問題集、ワークを無理なく3周する方法
「3周もできた事ない…」って人でも大丈夫です。やり方さえ知っていれば、誰でもできます。大変なことではありません。説明していきます。
3周やるためのポイントは「最初から全然わからなくてもいい」ってことです。
真面目な人ほど、解けない問題を解けるようになるまで必死にやります。そして時間がなくなってしまいます。
でも最初はわからない問題があって当然。いきなり全部完璧に理解するのは、先生でもほぼ無理です。ちょっとずつわかればいい。
何が言いたいかというと、やってみれば意外と誰でもできるということです。ワークも3周ならできます。
ワークを無理なく3周するコツはこちら↓
これなら1週間でも3周できます。かなりギリギリですが笑
間に合わないのは完璧にやろうとしすぎてるからです。最初から解けなくて当然。だから、できるようにするために。くり返します。
3周と聞くと、かなりキツそうな気がします。でもくり返す回数が増えるほど楽になります。
- 1周目→ムズッ
- 2周目→そこそこイケる
- 3周目→かなり楽
こんなイメージです。最初のしんどさを越えれば、解ける問題が増えてきて、勉強の苦痛がだいぶ減ります。
「3周やろう。」と言うと、最初は「そんなん無理」って言いますが意外と誰でもできます。しかも点が上がります。
とは言っても。いつ1周目やって、いつ2周目やればいいかわからないでしょうから、後ほど1週間のスケジュールを教えます。何も考えず、このスケジュール通りやれば点数は取れます。
スケジュールを話す前に、生物社会副教科などの暗記科目の勉強方法を話します。意外と効果のある勉強が出来てる人は少ないので、参考にしてください。
暗記科目の勉強のやり方
ひたすら書くまくる覚え方、これはやめましょう。もちろん、書く事がダメなわけではありません。
僕も呪文のように英単語を永遠と書き殴った経験がありますが、ノートを消費するだけで、覚えるのにはそこまで役立ちませんでした。やり方のほうが大事です。
覚えるとは、”何も見なくても答えられる状態”です。ココを目指します。
一番良いやり方は、暗記シートを使う事ですね。
暗記シートでは、「覚えるべき所を隠す→思い出そうとする→答える。」この順序で覚えようとします。
「思い出そうとする。」この行為があるため、暗記しやすくなります。
一方ひたすら書く覚え方は、「覚えるべき所を見る→見たものを書く。」この順序で「思い出そうとするステップ」がありません。
思い出すステップがないから、書くだけでは覚えられないのです。覚えられても時間がかなりかかります。暗記には思い出す作業が必要です。
- 友達と問題を出し合ったら意外と覚えられた。
あなたにも、こんな経験はあるはず。あれは思い出す作業をしているからです。
自分1人で暗記するためには、こういう勉強をしてください。
ちなみにノートまとめは、暗記に効果があるかは人によります。キレイに写すことに夢中になってしまう人はほぼ効果がないので、やめておきましょう。
まとめると、
間違った勉強法をやめて、正しい勉強法をすれば1週間前でも得点アップは狙えます。
では次に1週間の勉強のスケジュールを話します。
テスト1週間前からの勉強スケジュール
このスケジュール通りやるだけです。キツく感じるかもしれませんが、1週間ならできます。
この通りやりましょう。「無理やろ?」と思うかもですが、ダラダラせず勉強すればギリギリ間に合います。
「僕は集中力がないんで…」「どうせやっても成績上がらないから…」って思う人でも、今から聞く説明を聞けば、気が変わるはずです。ワーク3周を最短でやるコツもわかります。
【1日目&2日目】課題を終わらせる
テスト前の課題が出てるはずなので、課題を2日かけてやってください。
- 教科書や参考書を見ずにやること。
- ほとんど解けなくても気にしない。
こういうルールで進めてください。問題集は3周やる予定なので(特に英数理)解けない問題があっても気にしなくて良いです。多少手抜きでもOK
1周目は8割くらいできなくても当然です。落ち込む必要なし。
ただし、丸つけと見直しはまとめてやらず2ページごとにやってください。一気に丸つけすると解説も読まなくなり、2周目をやっても出来ない問題が多いままになります。
2ページごとに丸つけし、解説はさらっとでいいので読みましょう。
テスト1週間前の1日目と2日目で課題を終わらせましょう。
【3日目】英数理の苦手な単元勉強
実は課題が終わった日、終わった次の日は要注意です。なぜなら気がゆるむから。
こんな風に気持ちがゆるみやすいです。でも絶対ダメ。ココで気を許すと、テスト前日までなまけてしまいます。
3日目は、英数理の苦手な所を集中的に勉強しましょう。英数理は理解が必要な科目で、ただ覚えるだけでは意味がありません。テストで解けるようにするため、苦手単元だけでも勉強しましょう。
苦手単元を理解する勉強法は、
上のどれかで解決します。わからない所が多すぎる場合は、自分が出来そうな単元から手をつけてください。全て解決しなくても大丈夫です。
3日目は英数理の苦手な単元克服にしぼってやります。課題が終わった途端、気を抜かないよう注意してください。
【4日目】重い暗記科目&英数理2週目
重い=覚えるのが難しい内容が多い。もしくは覚える量が多い科目です。
4日目は重い暗記科目の勉強をしてから、英数理の2周目の演習をしましょう。2周目なので1周目よりは楽に解けるはず。1周目と同じように、何も見ずに解いてくださいね。
2周目を解くのは、1周目で不正解だった問題だけでOK。
もし、1周目解いた時に問題集やワークに直接書き込んでる場合、答えを暗記シートや手で隠しながら解きましょう。
ただし、、、
これは忘れずにやりましょう。やらないと3周目を解けなくなります。
2周目は1周目間違った問題のみ解く。3周目は2周目間違った問題のみ解く。これが1週間で3周やるための方法です。
1周目は全体の2割正解、2周目は全体の4〜5割正解できれば十分です。だいたい半分くらい解けることを目安に、勉強しましょう。
追記
暗記系科目・・・理科、社会、英単語、漢字
このうち点数毎に見ると
順位 | 科目 | 点数 |
1 | 社会 | 100 |
2 | 理科 | 70 |
3 | 英単語 | 20-30 |
4 | 漢字 | 10-20 |
となります。暗記だけに重点を置くなら、
「社会」はかなり暗記量が多いので、対策の立て方としては、
先生から → 「ここはテストに出るぞ」 → 「これは答えを言っているようなもの」なので、絶対に覚えるようにしておいてください。ここだけで、点数が10点~20点は稼げます。
社会は直前でも点数が跳ね上がります。私の塾生でも
「前日フル暗記」→「90点」はあります。もちろん、簡単ではありません。全集中で「社会」に向き合う必要があります。ただ、「社会」は「理科」同様、一夜漬け対象なので、朝から晩まで全集中でフル暗記すれば、高得点は確実です。では、暗記方法を手解きしていきます。(ただし、普段はしっかり授業を聞いて、学習しないといけませんよ!これはとっておきの裏技です。)
①定期テストの範囲があると思うので、その範囲のプリントを解く前にコピーしておきます。
コピーは3枚分用意しておいてください。
②時間を計って(30分ぐらい)問題を解いてみましょう。(もちろんテキストは見てはいけません。テキストを見ずに解く事で、自分の頭の中にどのぐらい知識があるかを探ります。)
③答え合わせをし、間違えた箇所をチェックします。(最初は結構間違うはずです。これは頭が悪いから覚えていないのではありません。演習をしていないので覚えていないだけです。演習もせずに覚えれるのはただの奇人です。世間で頭が良いと言われている人でも一回で覚えれる量はせいぜい1割ぐらいです。覚えていないのが普通だと思って下さい。)
④ここまで出来たら一度答えを見直して、次は間違えた所だけで②の作業をしていきます。そして③の作業を行います。
「問題を解く」 → 「答え合わせ」 → 「間違いチェック」 → 「間違えた所の問題を解く」を繰り返してください。知らぬ間に覚えます。テストでも確実に問題を解く事が出来ます。
みなさんの考え方として、「問題の答えを合わせる」ことに集中している方が多いですが、「間違えた所」を確認するのがテストです。逆に高得点であるという事は、間違えて覚えている所が分からない状態になっている為、正しい知識が定着していないケースもあります。
「間違う事」 = 「悪」 になってしまっている人が多いですが、決してそうではないので、「間違う事」に抵抗を持たず、大いに間違いを受け入れて、正しい知識を吸収してください。
【5日目】英数理2周目続き
4日目に引き続き、英数理の科目の2周目を進めてください。1周目と同じで2ページやったら、必ず丸つけと解説を読むことを忘れないでください。もちろん間違えた問題のチェックも忘れないように。
2周目になれば、解ける問題も増えてるはずです。「2周目なのにまだ出来ない問題が多い」と考えず、「出来る問題が増えてる」と考えましょう。やる気が出ます。
時間に余裕があれば、3週目の正解率を上げるため、間違えた問題の解説はしっかり読みましょう。
【6日目】プリントやノート勉強
ここまでで問題集ばかりやってるので、6日目はまだ手をつけてないプリント演習をしたり、ノートを見返しましょう。
正直ココは自由に使ってもらって構いません。もちろんゲームとか遊ぶとかはやめてくださいね笑
自信のない教科の勉強、課題の残りをやる。なんでもいいので、勉強の時間に使ってください。
することがなければ、英数理の3周目をやりましょう。
【前日】次の日のテスト教科を勉強
次の日からテストなので、6日目はその教科の勉強をやりましょう。
英数理の問題集の3周目は、その教科のテストがある前日にやりましょう。これで問題集3周が完成します。
3周目のやり方は、今までと同じで2周目に間違えた問題をやりましょう。解く問題が少なくなってるので前日でも間に合います。
以上、このスケジュールであれば1週間前からでも効率よく勉強できます。暗記科目に関しては、テスト前日+スキマ時間で勉強しましょう。
教科別の勉強法を詳しく解説したものも下にのせて、テスト前日や勉強方法に迷った時に活用してください。
では、もう一度1週間のスケジュールをまとめます。
- 1日目と2日目:課題を終わらせる【手を抜いてOK】
- 3日目:英数理の苦手な単元勉強【注意】
- 4日目:重い暗記科目&英数理2週目
- 5日目:英数理2周目続き
- 6日目:プリント類こなす+ノートで知識補足。
- 前日:次の日のテストの教科を勉強。
とはいえ「こんなん時間なくて無理やわ」って思う人もいるでしょうから、テスト勉強の時間の作り方を教えます。
テスト勉強の時間を増やす方法
テスト勉強の時間を増やす方法は2つです。
- 集中する時間を増やす→【勉強場所を変える】
- 無駄な時間を徹底的になくす→【携帯を手放す】
この2つです。くわしく話していきます。
勉強場所を変える!
家で勉強する自信のない人は、勉強場所を変えてください。オススメは塾か図書館(自習できる場所とできない場所があるので注意してください)。喫茶店もいいですが、コーヒー1杯500円なので学生の財布には痛いです。
家で勉強するには忍耐力が必要ですが、場所を変えればすぐ集中して取り組めます。「テスト前だから移動する時間がもったいない…」と思うかも知れませんが、勉強場所はめちゃくちゃ重要。
家だと誘惑がたくさんある。でも外に出てしまえば、勉強するしかないので集中できます。集中すると勉強効率が高まり、家ではなかなか終わらない課題がサクサク進みます。
ここまでやりましょう。親に連絡しないといけない場合は、持っていってもいいですが、電源を切っておいてください。人間はすぐなまけちゃうので、徹底してやらないとダメです。
「効率の良い勉強法ってなんですか?」って聞かれることがよくあります。でも効率を上げたいなら勉強場所を変えて集中力を高めて勉強することです。
勉強場所を変えて勉強しましょう。
家で勉強するなら、邪魔を排除する。
家で勉強する場合も同じ。ナマケてしまわないように対策しましょう。オススメは下の方法です。簡単にできるので全部やりましょう。
- 携帯の通知と電源切って、机から離れた場所に置く。
- 漫画やゲームは目に見えない場所に置く。
- 布団は引きっぱなしにせずしまう。
- 机の上は勉強以外のものを置かない。(飲み物くらい)
これを全てやっておけば大丈夫です。もし家族や近所の生活音が気になるなら、イヤホンをつけて音を遮断してください。これで集中して勉強できます。
僕は家で勉強できないタイプだったので、諦めて塾に行ってましたね。自信のない人は諦めて外に出ましょう。「勉強に集中できる場所5選!」の記事も参考にしてください。
無駄な時間を徹底的になくす
無駄な時間をなくすためには、テレビとスマホを手放してください。
テスト期間においては、テレビや携帯を触ってダラダラしてる時間が一番無駄です。それはあなたもわかってる事でしょう。
「学校から帰って、疲れたからゆっくりしたい…」そう思うのも無理はありません。僕も昼飯後にダラダラしてしまって、後悔することが今でもあります。
でもよくよく考えて欲しいのですが、、、
ってことを考えてみてください。
ダラダラする時間って、そこまで必要じゃないですよね。ダラダラして、疲れが取れることはありません。むしろ勉強を始めるのがしんどくなります。
結局さっさと勉強を始めてしまうのが一番楽です。
家に帰った時、ご飯を食べた後、風呂上がって髪を乾かした後。このタイミングでダラダラしがちなので、すぐ勉強を始めることを意識してください。
テスト勉強するなら、スマホは手放そう!。
テスト1週間前はスマホは手放しましょう。これはブログの中でしつこく言ってることです。でも「ちょっとくらい…」と思って触ってしまう人は多いです。
テスト期間中は、スマホに一切触らないと決めて勉強しましょう。触ってたとしても勉強が終わってから。一度触ってしまうと、15分は無駄にしてしまいます。
一番良い方法は親に預けてしまうこと。嫌なら自分の部屋の奥に隠して、触れなくすることです。
スマホをやめられない人は、勉強しても成果が出にくいです。勉強しててもスマホを触りたい気持ちがあると、100あるエネルギーのうち40くらいしか勉強に注げません。
60くらいは「LINEいつ来るんだろう?」「YouTube観たいなぁ」とか勉強以外の事に気が向いてます。
ブレーキが効いた状態で車を進めようとしているようなもの。そうじゃなく勉強にエネルギーを全部集中注いだ方が、早く解けるし早く覚えられます。
それでもやめられない人は「スマホ時間を激減する2つの方法」を読むべきです。
追記:長時間勉強するための楽な時間配分方法
これは、2022/5月に追記しています。もし読んでいない方は読んでみてください。
だれでも、長時間勉強するのは大変です。ただ、誰でも長時間勉強する事が出来る方法というのがあります。それは、
「時間を細分化する」という方法です。
といっても、細分化するためには自分自身をある程度コントロールする必要があります。また、ダラダラしてしまうと勉強の効率も非常に下がってしまいます。なので、ダラダラしないようにするためにも、「時間の細分化」が必要になると思って下さい。
では、スケジュール方法ですが、
勉強時間 | 休憩時間 | 勉強時間 | 休憩時間 | 勉強時間 |
30分 | 5分 | 30分 | 5分 | 30分 |
というように繰り返していく方法です。
必ず時間を守って下さい。
「乗ってきたから、このままあと30分続けよう」としてしまうと、怠け心の罠にはまります(私はこの罠に何度もはまりました)。そして休憩時間を多くとる事になり、勉強しなくなるというスパイラルにはまってしまいます。なので、必ずタイマーを使って、正確に時間を計り、終わったら、終わり!休む時は、休む!を繰り返してください。
ちなみに、この「5分休み」は、一番集中力を持続させやすい休憩時間なので、休憩時間も必ず時間を守ってください。
「あっ、もう少し休もー!」みたいに休んでしまうと、時間の管理が出来なくなってしまい、結局テスト勉強できずに終わってしまう事は、多々ありましたので…。
もし、長時間勉強出来なくて、困ったなぁと考えている方は、一度騙されたと思って実践してみてください。意外と勉強できちゃいます!!
まとめ:テスト1週間前は勉強だけ!
今回の記事の内容をまとめます。
- 英数理→間違えたとこだけで3周する。
- 暗記科目→とにかく覚える。暗記ペンを使ったり、「思い出す」ことで効率アップ!
- テスト勉強時間を増やすため、スマホとテレビは手放そう。
- ダラダラする時間は不要。すぐ始めるのが楽な方法。
とにかく余計なものはほっといて、勉強だけやりましょう。具体的なスケジュールはこちらです。このままやるだけ。
これだけやれば十分です。「多すぎる」と思うかも知れませんが、一度チャレンジしてみてください。決して無茶な量ではないはず。
勉強だけに集中すれば可能です!
時間がないからって徹夜するのはオススメしません。でもテスト前日なら最悪OKです。こちらに徹夜勉強のコツを書いてます。>>「テストで点数を上げる徹夜勉強のコツ」
以上です。テスト勉強ファイトです!