- 高校入試の志望理由書が書けない
- 志望理由書の書き方がわからない
- 志望理由書の例文を見てみたい
という中3生の悩みに答える記事です。
普段から文章を書かない学生にとって、志望理由書を書くのはレベルが高いです。だから最初はかけなくて当然です。
この記事では、
を説明していきます。
この記事を読めば、高校受験のための志望理由書がスラスラ書けるようになります。
なぜなら僕は、塾10年以上志望理由書の添削を行ってきたからです。(あと、就職支援10年以上のエントリーシートの添削も行ってきました。)
学校の先生の添削や推薦に通ったかどうかで何をどう書くべきかを理解しています。
今回の記事を参考に志望理由書を作ってみてください。
入試の志望理由書の書き方のコツを例文を交えて5つ紹介!
高校入試の志望理由書の書き方のコツは5つです。
これを盛り込むことを意識すれば、自然と志望理由書が出来上がります。かつ面接でも答えやすくなります。
コツ①志望理由は2つ
まず志望理由を2つにしぼる事です。(3つだと少し多い)そして書き出しは下のようになります。
私が◯◯高校の〇〇学科に行きたい理由は◯つあります。
1つ目は〜
2つ目は〜以上の◯つの理由から私は〇〇高校の〇〇学科を志望します。
この流れで書くのが一番書きやすいです。そのために理由を2つにしぼります。
読む人に「この高校に行きたい!」と伝えるために、必ず理由が必要です。理由がないと説得力がなく伝わりません。
理由がいくつもあるよりも、1個や2個の方が説得力が増します。
たくさん理由があっても、伝わらないです。
では2つの志望理由を何にすべきか。これを決めるために「将来何になりたいか」を決めてください。正直嘘でもいいです笑
興味のある職業(なくても無理やり作る)を決め、その職業に必要な能力を2つ決めます。
例を挙げるので使ってください。
だいたいどんな職業でも使えます。保育士でも、野球選手でも、学校の先生でも大丈夫。
2つ決まれば以下のような書き方ができます。
私が日本高校日本学科(仮)に行きたい理由は2つあります。
1つ目は、プレゼン力や説明する力が身につけられるからです。
2つ目は、外国の人とのコミュニケーション能力が養えるからです。
以上の2つの理由から私は日本高校日本学科を志望します。
詳しくは書いてないので、しょぼい例文に見えるかもしれません。でもそれっぽくなりますね。イメージはこんな感じです。
志望理由書は800字ほどなので、理由は1つでも構いません。でも文章力に自信のない人は2つにしましょう。
コツ②この高校でないといけない理由を作る
学校の先生にもよく言われる事ですが、必ずこの高校でないといけない志望理由にしてください。(本当はどの高校で良くてもOK)
っていう人もいるでしょうが、志望理由はしっかり考えなければいけないのです。
高校の人にしてみれば、「うちの学校に絶対入りたい」という強い気持ちの人に来て欲しい」と思います。
もし志望理由が「苦手な数学を勉強したい」とかなら
と思われ落とされるだけです。以下のような理由はやめましょう。
こうしたどこでも良いような理由だと間違いなく落とされるでしょう。
だからこの学校じゃないといけない理由を探しましょう。
志望理由の見つけ方は、学校のホームページやパンフレットを見ることです。
- 学校がどのような取り組みに力を入れているか
- その学科にしかない授業や取り組みを調べる
- どのような学生像を目標にしているかを調べる
- パンフレットを取り寄せて、学校が特に推してる点を読んでおく
ここを参考にします。
- 「その高校にしかない授業を受けて、〇〇を身につけたい」
- 「この学校が目指すような生徒になって、将来〇〇に役立てたい」
こういった志望理由にしてください。見つけられないって人は、まだまだ調べ方が甘いです。
その学校が押しているポイントを探しましょう。(ホームページを見ると情報がありますよ)
コツ③自分の将来の夢と志望理由がつながるような書き方をする
志望理由書として一番書きやすいのは、将来の夢があって、
→将来の夢のために必要な能力や資格がこの高校で手に入る
→その能力を手に入れるためにこの高校に入りたい
この流れで書くことです。
将来の夢がない人でも、興味のあることは一つくらいはあるはずです。(例えば、しっかり説明できるならインスタグラマーやyoutuberでもいいですよ。モデルさんでも構いません。大事なことはその職業に就くために、進学したい高校がどのように影響するかが重要です。)
学校の先生であっても、プロ野球選手であっても、会社員でも、必要な能力は高校で学ぶ事はできます。
将来の夢を叶えるために、必要な能力を身につけられるからこの高校に行きたいという書き方をしましょう。
例えば、車を売るディーラーになる夢があるとしたら、こう書きます。
私が日本高校日本学科(仮)に行きたい理由は2つあります。
1つ目は、日本学科ではプレゼンテーションをする為の提案力や説明力が身につけられるからです。私は将来〇〇(自動車会社)のディラーになろうと考えています。そのためには、来店するお客様に店の車の魅力を伝えないといけません。
さらに、お客さんの生活やニーズに合わせて車の魅力を提案しなくてはいけません。日本学科の〇〇の授業では、提案力や人に説明力が求められます。
僕はお客様には一台でも多く車の魅力を知ってもらい、良い車に乗って欲しいと考えています。なので、お客様に車の魅力を伝えられるように、プレテーションをする力を高校のうちから養っておきたいと考えています。
2つ目は、外国の方とのコミュニケーション能力が養えるからです。これからの時代、お客様は日本人ばかりではないでしょう。
今後、日本に住む外国の方もどんどん増えてきて、外国のお客様をと接する機会も増えてきます。そこで外国語によるコミュニケーション能力は必要不可欠です。
特に外国の方とのコミュニケーションは難しいと考えます。外国の方にも車を好きになってもらうためにも、〇〇の授業は絶対に受けておきたいです。国籍問わず、店に来たお客さんに満足して車を購入してもらえるような力を身につけたいと考えています。
以上の2つの理由から私は日本高校日本学科を志望します。
今さっと考えて書いたのであまり上手ではないかもしれません。
ですが、「将来の夢のために必要な能力がこの高校の授業で身につけられる。」という書き方ができていれば、志望理由書としてかなりポイントは高いです。
(例えば、最近のyoutuberは外国での活動が増えている為、御校の特色である英語を習得し、youtuberとしての仕事に活かしたいなどです。
御校の特色である英語を習得し → youtuberとしての仕事に活かしたい
という具合であれば、一貫性が出てきます。
)
ただ、志望する学校がただ単純に良いというだけでなく、なぜこの学校がいいかをアピールすることができるため、「学校に特色があるから入りたいんだ」をしっかり説明できる事で、相手に理解されやすくなりますからね。
コツ④自分の体験や具体的なエピソードを入れた書き方をする
具体的に書くことが非常に大事です。
具体的とは、詳しく説明したり、細かく書く事です。
(2022/5/7 追記しますが、なかなか具体的に書くことは難しいです。我々、大人でも難しいのです。なので、箇条書きにすると分かりやすいです。例えば
・この学校はきれい
・この学校の授業は楽しそう
みたいな感じで、細かく、思いつく限り書いてみましょう。)
「私は、この高校の雰囲気が良いと思う。」
これだけではあまり具体的ではありませんね?
では、
「この高校の生徒が授業を受けてる時、とても楽しそうでした。
私もこんな風に楽しく授業を受けたいと思いました」
これの方がわかりやすいですよね?
ただ良いだけだと「何が良いのか」「どこが良いのか」が伝わりません。
具体的にどんな場面の何が良いのかまで書くようにしましょう。
実際に自分の体験を入れるともっと良くなります。
例えば、
オープンハイスクールに行った際、〇〇高校の学生の方は見ず知らずの私にもすれ違う際、丁寧に挨拶をしてくれました。
しかもそれは1人や2人だけではなく、ほとんどの方が挨拶してくれたのです。
初対面で、年下の私にも明るく礼儀正しく接してくれた方々がいる学校で、高校生活を過ごしたいと感じました。
こうやって自分視点の話をすると非常にわかりやすくなります、
また、リーダーシップを身につけたいという志望理由のところで
- 自分が部活動で人をまとめる時に苦労した事
- クラスで出し物をするときに感じたリーダーシップの難しさ
- どうやって人をうまくまとめてきたか
という体験を交える事で、自分のアピールにもなりますし説得力も増します。
ふわっとした言葉ではなく、具体的にどう良いのかを志望理由書の中に入れておきましょう。
コツ⑤志望校の教訓や特色を入れる
先ほども伝えましたが、志望理由にはその高校の特色や校訓も入れましょう。
学校にはそれぞれ生徒に大事にして欲しいことがあります。
それが校訓や特色に現れています(ここは調べる)
努力を校訓に入れてる学校なら、物事を達成するために努力する生徒が欲しいと考えています。
精神力を校訓に掲げている学校なら、心が強く忍耐力のある生徒を欲しています。
だから志望理由を話す中で、その校訓や特色で書かれている事を交えて書きましょう。
先ほどの文に入れ込むとすれば、
<例文>
私が日本高校日本学科(仮)に行きたい理由は2つあります。
1つ目は、日本学科ではプレゼンテーションをする為の提案力や説明力が身につけられるからです。私は将来〇〇(自動車会社)のディラーになりたいと考えています。
そのためには、来店するお客様に店の車の魅力を伝える事が出来るようなりたいと考えています。さらに、お客様の生活やニーズに合わせて車の魅力を提案しなくてはいけません。
日本学科の〇〇の授業では、プレゼンテーションをする為の提案力や人に説明力が求められます。僕は一台でも多く車の魅力を知ってもらい、多くの人に乗って欲しいと考えています。
就職し、すぐにお客さんに車の魅力を伝えられるように、高校のうちから学んでおきたいです。能力というものは、この高校の校訓でもある「努力」をし続けることで身につけられます。
努力をし続けて提案力を培っていきたいです。2つ目は、外国の方とのコミュニケーション能力が養えるからです。これからの時代、お客様は日本人ばかりではないでしょう。
今後、日本に住む外国の方もどんどん増えてきて、外国のお客様をと接する機会も増えてきます。そこで外国語によるコミュニケーション能力は必要不可欠です。
特に外国の方とのコミュニケーションは難しいと考えます。外国の方にも車を好きになってもらうためにも、〇〇の授業は絶対に受けておきたいです。国籍問わず、店に来たお客さんに満足して車を購入してもらえるような力を身につけたいと考えています。
以上の2つの理由から私は日本高校日本学科を志望します。
無理やりに見えるかもしれませんが、こうやって教訓やその学校の力を入れてる部分を文章に盛り込む事です。
何度も言ってるように、この高校じゃないといけない理由が必要です。
志望する高校ならではのことを調べて必ず志望理由書に盛り込みましょう。
まとめ
以上の5つのコツを守れれば、
志望する高校の目に止まる志望理由書になることは間違いないです。
- 志望理由を2つにする。
- 「この高校でないといけない」と伝わる志望理由にする
- 自分の将来の夢と志望理由がつながる書き方をする ← 「将来○○になるために、御校の○○科で学びたい」という具合に
- 自分の体験や具体的なエピソードを入れた書き方をする ← 「私は○○が得意で、〇〇を活かすために御校で学び、さらに○○に磨きをかけたい」
- 志望校の教訓や特色を入れる ← 「御校は○○についての特色があり、○○の特色を活かした学習は私に合っていると考えた為」等
これだけ守れれば大丈夫です。
全然書けない場合は、もう一度この記事を読み返してください。
この5つのコツさえつかめれば受かる志望理由書になります。
色々な例文を参考にしながら書いてみると良いと思います。