英語を基礎から学びたい人のための文法整理法!!

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塾生
塾生

英語の基礎から全く分かれへん。

先生
先生

では英語の基礎が何なのかから解説しましょう!!

塾生
塾生

そもそも基礎が分かると何か良いことあるの?

先生
先生

良いことづくしです!

早速解説していきますね!!

この記事の執筆者は仙(セン)です。

英語の基礎はどこにあるのか、、、基礎から学ぶメリットとは?

目次

  • 英語と日本語の違い
  • 5文型
  • 品詞
  • 動詞の活用
  • まとめ

 

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英語の基礎はどこにあるのか

英語の基礎は大きく分けて5文型、品詞、活用の3つの要素に分けられ、
それぞれが密接に関係し合っています。

それぞれの概要、関係性が分かれば、どの文法事項を学習するにしても応用が可能になり、
根拠を持って理解することができるようになるため、丸暗記に頼らなくてもすむようになります!

そうすれば、一度英語を嫌いになったり、苦手意識を持ってしまった人もきっと英語に対する見方が変わってくるはずです😁

英語初学者の方は5文型、品詞、動詞の活用の概要だけ把握できたら細かい文法事項の説明は読み飛ばしてもらって構いません。ある程度英語の学習が進んでる方は細かいところも確認しつつ情報を整理する感覚で読み進めてみてください。

それでは早速、英語と日本語の違いから見て行きましょう!!

英語と日本語の違い

まずは下記の文章で、日本語と英語の違いを探っていきたいと思います。

①  ②    ③     ④
私は 毎日 サッカーを します。
 I     play    soccer        every day.
 ①〜④の単語を適当に③→①→④→②の順番に入れ替えて文章を作ってみたいと思います。
 ③     ①   ④   ②
サッカーを 私は します 毎日。 
Soccer         I       every day     play.
 まず、日本文から読んでみてください。
意味が通じるのでそこまで違和感はなかったと思います。続いて英文も読んでみて下さい。

 日本語の文章はそれほど違和感なく読めたのに対して、英語の文章は少し違和感があったのではな  いでしょうか?
それもそのはず、この英文は間違った文章なのです。
では、今度は何がどう間違っていてこの違和感を生み出しているのかを突き止めていきましょう。
日本語の文章でみていきます。
日本語の(て)(に)(を)(は)のことを助詞と言うのですが、次はこの部分を変えてみます。
  ③    ①   ④   ②
サッカー
  します 毎日。
 いかがでしょうか?毎日サッカーに何かされてるような文章になってますよね?笑
日本語ではこの「助詞」を間違えると、とたんにおかしな文章になってしまいます。

先ほどの語順を変えた英文ではこのような間違いが発生していたので違和感があったのです。
 日本語では(〜は、〜が)などの助詞を使えば主語(文章の主体となる語句)を作れるのに対して、英文では単語を文の先頭の位置に置くことで主語の働きをします。

 つまり、英文では語順が日本語で言う助詞(て、に、を、は)の役目を果たしているんですね。
この語順が分かれば、英語の骨組みが見えてくるので、そこから肉付けしていく形で文法を学んでいけば、並び替えの問題や穴埋めの文法もかなり解きやすくなります。
 
 ここからこの語順の解説に入っていくのですが、ところでこの『語順』、いったい何パターンぐらいあると思いますか?、、、、、、、
 
 正解はたったの5パターンなんです。途方もない数を想像された方、安心して下さい(笑)
これが、いわゆる5文型と言われるやつです。

5文型

まずは、この下記の表を見て下さい。

S:主語(〜は、〜が) V:動詞 O:目的語(〜に、〜を) C:補語(主語と=の関係)
1 S+V     I work.           私は働いています。
2 S+V+C         I am a teacher.       私は先生です。
3 S+V+O         I play soccer.        私はサッカーをします。
4 S+V+O+O     I give him a present.     私は彼にプレゼントをあげます。
5 S+V+O+C     I call him Takeshi.     私は彼をたけしと呼んでいます。
 5パターンしかない上に、最初のS(主語)+V(動詞)の部分は共通しています。
肯定文(否定文でも疑問文でもない文章)の場合は例外を除いて原則この形で文が作られます。
ではまず、この記号の紹介からしていきます。
Sは主語です。文の先頭にきて〜は、〜がと訳して文の主体を表します。
Vは動詞です。動詞は品詞の一種で、主語の動作や心情の変化を表す単語を指します。
 動詞は大きく分けると、be動詞と一般動詞(be動詞以外の全ての動詞)の2種類です。
Oは目的語を表していて、動詞の後に置かれて〜に、〜をと訳します。
 play(〜をする)、eat(食べる)と言われると『何を?』とツッコミを入れたくなりますよね?
 この部分が目的語にあたります。
Cは補語です。S(主語)と=(イコール)の関係になると動詞の後は補語になります。
  補語を作る代表格の動詞はbe動詞です。
5文型、3つのポイント
●①〜⑤のどの文型も動詞(V)の数は1つ。つまり、1つの文に入れれる動詞(V)の数は1つです。動詞の数を増やそうとするとandなどの接続詞が必要になります。
●主語+動詞で始まって、次に何がくるのか(どの文型になるのか)は動詞が何かで決まる!!
●5文型の語順を基本として、否定文や疑問文、例外(命令文など)を組み立てるようにすると分かりやすい。
これが5文型です。、、、と言われると、あ、そうですか、、、で終わってしまうのですが
一番大事なのはここからです!!
次に紹介する「品詞」と密接な関係があるのでとても大事になってきます。

品詞

英単語には必ず品詞が割り振られていて、それぞれの単語としての役割が決められています。
品詞は色々ありますが、まずは下記の主要な4つを頭に入れておいてください。

名詞    : 人やモノの名前、〜ということ、〜なこと   desk(机)、apple(リンゴ)
動詞    : 動作を表す                 work(働く)、like(好き)
形容詞   : 名詞を修飾する               new(新しい)、big(大きい)
副詞      :名詞以外の単語を修飾する(主に動詞)       very(とても)、slowly(ゆっくり)
※『修飾』するというのは、詳しく説明する、意味を付け加えるという意味です。
 さて、この品詞、なぜ大事なのか❓理由は大きく分けて2つあります。
1つは、品詞によってSVOCのどこにどの単語が配置されるのかが決まっているから!!です。
① 主語(S)になれるのは名詞のみ
②目的語(O)になれるのも名詞のみ
③補語(C)になれるのは名詞と形容詞
品詞を中心に言い換えると下記の表のようになります。
名詞  :主語(S)、動詞の目的語(O)、補語(C) 、※前置詞の目的語(名詞)  
動詞  :動詞は(V)の位置
形容詞   :補語(C)
副詞      :5文型の要素にはならない
※前置詞+名詞の形で形容詞か副詞の働きをします。
5文型の表で見ると下記のようになります。
S:主語(〜は、〜が) V:動詞 O:目的語(〜に、〜を) C:補語(主語と=の関係)
S+V
 (名)
S+V+C
 (名)  (名,形)
S+V+O
   (名)   (名)
S+V+O+O
 (名)   (名)(名)
S+V+O+C
 (名)  (名) (名,形)
この5文型と品詞の関係性が分かれば、並び替えの問題や、文法知識を問う穴埋めの問題にも対応しやすくなります。
 
2つ目の理由は、ほとんどの文法事項で品詞の知識が必要とされるから。
品詞が分かれば、一つ一つの文法事項の役割が分かり整理しやすくなります。
下にどの文法事項がどの品詞の役割を果たしているのかをまとめました。
漢字だけ並ぶと「うっ!」とくるかもしれませんが、覚えるというよりかは、誰がどこに所属しているのかを確認できれば良いのでさらっと確認だけしてみてください。
名詞    :to不定詞名詞的用法、動名詞、接続詞、間接疑問文
形容詞 :to不定詞形容詞的用法、関係代名詞、現在分詞形容詞用法、過去分詞形容詞用法
副詞    :to不定詞副詞的用法、分詞構文、接続詞、関係副詞
名詞として機能すれば、主語、目的語、補語のいずれかになります。
形容詞として機能すれば名詞を修飾します。
副詞として機能すれば主に動詞を修飾します。これらのルールは上記の文法事項全てで共通しているルールです。ということは、品詞が分かるだけで、今学習しようとしている文法事項が文章の中でどのような働きをするのかが分かるということです。
どのような働きをしているのかが分かるということは、品詞別にジャンル分けをすることができるということなので頭の中で文法事項を整理しやすくなるというメリットがあります。
例えば、
to不定詞名詞的用法と動名詞は果たそうとしている役割は同じです。
どちらも動詞の機能は持ちつつ、名詞の機能も果たす一人2役をする用法です。
I like to play soccer.      to不定詞 (to+動詞の原型)
I like playing soccer.      動名詞  (〜ing形)
S+V+O(名詞) l   ③                   私はサッカーをすることが好きです。
本来playは動詞なので、目的語を後ろに持ってくるという1つの働きしかしません。
しかし、to不定詞、動名詞を使うと名詞の役割も付与できるので、likeの目的語になるという名詞の役割と、後ろにsoccerという目的語を持ってくる第3文型の動詞としての働きを兼ねています。
どちらも果たそうとしている仕事が、動詞の機能を持ちつつ名詞の働きもこなすという同じ仕事なので、頭の中で名詞という同じ職場に配属させておけば良いのです。
続いて形容詞の用法も紹介しておきましょう。
① This is my brother.        
こちらは私の弟(兄)です。

② The sleeping boy is my brother.       
その眠っている少年は私の弟(兄)です。

③ I have a brother to play soccer every day.
私は毎日サッカーをする弟(兄)がいます。

④ The broken watch is mine.
その壊れた時計は私のものです。

⑤ I know the boy who is playing soccer over there.
私は向こうでサッカーをしている少年を知っています。

の部分が形容詞の働き、黄色の部分が形容詞に修飾されている名詞です。
①はmyが所有格でbrotherを修飾している形容詞の働きをしています。
②はsleepingが前からboyを修飾している現在分詞形容詞用法です。
③はto play soccerがbrotherを後ろから修飾しているto不定詞形容詞用法です。
④はbrokenがwatchを前から修飾している過去分詞形容詞用法です。
⑤はwho〜thereまでが関係代名詞(who)が作る形容詞節でboyを修飾しています。

文法事項は全て違いますが名詞を修飾するという形容詞の働きをしている点は全て共通しています。
なのでこれらもまとめて形容詞というジャンルにほりこんで整理しておきましょう。
 
このように『品詞』という側面から文法を捉えると、理解が深まり整理もしやすくなります。
さらに、次に紹介する『動詞の活用』の知識も合わせればさらに文法知識を頭の中で整理しやすくなります。
では最後にこの『動詞の活用』をみていきましょう。

動詞の活用

日本語では動作を表す単語の表現を広げようと思うと下記のような感じになります。

、走っている、走った、走り出した、走りつつある
『走』という漢字を元に黄色の部分を変えていけば色々な表現が出せます。
英語も同じような機能があって、動詞の活用を駆使して様々な表現を出していきます。
動詞には必ず活用が5つあります。be動詞、規則動詞、不規則動詞を例に見ていきましょう!
活用 be動詞 規則動詞 不規則動詞
原型 be watch go
現在形 is.am.are watch go
過去形 was.were watched went
過去分詞形(PP) been watched gone
〜ing形 being watching going
このように、原型、現在形、過去形、過去分詞形、〜ing形と動詞には5つの活用があります。
そしてedをつけるだけで規則的に変化できる動詞と、活用によって形が変わる動詞(不規則動詞)もあるので、ここは暗記が必要になるところです。特に不規則動詞は頻繁に出てくるので優先的に覚えておきたい動詞です。
 
次に『活用』を学ぶメリットを紹介します。
活用も品詞と同じく、この活用を使えばこの使い方ができるというジャンル分けができます。
下記の表を見てください。
原型      :to 不定詞、命令文など
過去分詞形(PP)   :受け身、過去分詞形容詞用法、現在完了、分詞構文
〜ing形      :現在進行形、現在分詞形容詞用法、動名詞、分詞構文
例えば、文章中でing形が出てくると必ず上の表で紹介した4つの中の用法のどれかで使われていることになります。
be動詞+〜ingで使われているなら現在進行形ですし、単体でing形が使われているなら他の3つの選択肢に絞られます。他の3つは、形容詞、名詞、副詞と働きが違うので同じ形(〜ing形)でも品詞の知識があればどの用法で使われているかが分かります。
これに5文型の知識が加わると、どこの位置にどの用法の単語を配置すれば良いのかも見えてきます。すると、並び替え問題、穴埋め問題、英作問題、も解きやすくなり、長文も正確に読めるようになることにつながります。

まとめ

掃除をするときにまず大事なのが先に『整理』をすることです。
掃除が苦手な人はこの作業をすっ飛ばして掃除(片付け)をしようとして中々作業が進まなくなりがちです。では『整理』とは何か、
それは、ジャンル分けをして、仕分けたモノをどこに配置するのかを先に決めておく作業です。
よくモノの住所を決めると良いと言ったりしますが、まさにこの作業のことですね。
書類、文房具、本、雑貨、などにジャンルを分けて、ジャンルごとに片付ける場所を決める。
英語の学習もこの方法が役に立ちます。
たくさん文法事項はありますが、5文型をベースに品詞別、活用別に文法事項の情報をまとめておけば、後々こんがらがらずに済むようになります。

ぜひここで紹介した表を参考に日々の学習に取り入れてみてください😁

 

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