せんせー、条件分岐って何?何のためにあるの?
条件分岐はプログラムを作る上で、大事な要素の一つなので、今回はその事について学んでいきましょう。
この疑問に答えます。
この記事の執筆者はむーむーです。
この記事の内容
- 条件分岐について
- まとめ
今回は条件分岐について学んでいきます。なかなか難しいように見えるのですが、コツを掴めば、使える幅が増える内容なのでぜひ習得してください。
条件分岐について
条件分岐とは、「プログラム中で、ある条件が満たされているかどうかによって処理を分岐し、次に実行する処理を条件により変化させること。 」です。
これだけ聞くと非常に小難しく聞こえるのですが、条件分岐は「ある条件を使い、処理を分ける事」というのが、非常に大事な所です。図で書くとこのような形になります。
この場合、「10度以下」を条件に「寒い」か「寒くない」を判定しています。これが条件分岐です。
では、次の例を確認していきたいと思います。
条件分岐の内容
条件式とは
条件分岐をするにあたり、「条件」を設定するのですが、「条件」というのは「条件式」というものを使い、設定をしていきます。
では、次のような条件分岐を作ってみましょう。
例えば、「xが3より大きい場合」などの条件を設定した場合、プログラムに「3より大きい」というのを読み込ませる必要があります。それをプログラムが読める形にしているのが「条件式」です。
なので「xが3より大きい場合」を条件式に直すと「3 > x」という条件式になります。
この時に使用する「>」、「<」などを比較演算子と言います。
比較演算子とは
比較演算子はプログラミングにより、命令文を組み立てる上で非常に重要な役割を果たしています。
私達が物事を判断する時も、「基準」をもとに判断していきます。
たとえば、
・寒いを判断する時は「気温が10度以下」
・暑いを判断する時は「気温が30度以上」
というような基準をもとに判断しています。
この基準を作るのに必要になるのが、比較演算子です。
先ほどの内容を比較演算子を使って表したいんで、気温をtmpという変数で表現した場合
・寒いを判断する時は「気温が10度以下」 → 「tmp <= 10」
・暑いを判断する時は「気温が30度以上」 → 「tmp >= 30」
となります。
一部の比較演算子をまとめてみました。
比較演算子 | 内容 |
A > B |
AよりBは小さい |
A < B | AはBより大きい |
A >= B | AはB以上 |
A <= B | AはB以下 |
A != B | AとBは等しくない |
A == B | AとBは等しい |
条件分岐をプログラミングしてみる
if構文を使う
java言語による条件分岐は
if( 条件式 ←ここに条件式を挿入する ){
処理1 ← 条件を満たした場合、処理1を実行
}else{
処理2 ← 条件を満たさない場合は、処理2を実行
}
サンプルコードの紹介
public class Test { public static void main(String[] args) { int a = 1; int b = 2; if(a==1){ System.out.println("aは、"+a+"です。"); }else{ System.out.println("bは、"+b+"です。"); } } }
まとめ
理解出来ましたか?
条件分岐は理解できました。
条件分岐は、プログラミングの要になるので是非覚えてください。
分かりました。しっかり復習しておきます。
ここまで理解できましたか?コンピューターは、条件分岐をしながらもの事を判断していきます。今話題のAIは条件分岐の連続です。
これから普及していくAI技術を理解し、追いつくためにも条件分岐の技術は必要になるので、ここで条件分岐をマスターするようにしてみてください。