・せっかく覚えても忘れてしまいます。
という人に向けた記事です。
今回は社会のテスト勉強のやり方を伝えていきます。
社会や理科は、一番点数の上げやすい教科です。
知っていれば正解、知らなければ不正解の単純な暗記勝負だからです。
とは言っても「俺、暗記が苦手なんです」という人も多いでしょう。
ちなみに僕は社会が嫌いでした笑。覚えないといけないのが辛かったです。
僕の経験から言わせてもらうと暗記の苦手な人は、
- 正しいやり方をしていない。
- 覚えるためにかける時間が少ない。
このどちらかです。
今回の記事で話すことを実践してもらえれば、暗記が苦手な人でも問題なく70点以上は取れるはずです。
やってさえもらえれば、マジで70点は余裕で取れます。
だから「どうせ無理やわ」なんて思わず安心して読み進めてください。
今回の記事の内容
- 社会の暗記のやり方やコツ
- 問題が変わっても、得点できるようになる暗記方法
- 地理歴史公民のテスト勉強法
この記事を読むメリット
- 暗記の苦手な人でも、暗記しやすい勉強法がわかる!
- 覚えた「はず」がなくなり、テストで得点できるようになる!
- 分野ごとの勉強のポイントがわかり、対策しやすくなる!
ワークは最低3周すれば40〜85%覚えられる!
ワークの問題は、3回やれば40~85%覚えられます。
書いてて僕自身も少なっ!って思ってます笑
3回やって40%しか覚えられない人は、暗記が超苦手な人です。
そういう人は、4回5回と回数を重ねれば覚えられます。
記憶力がある程度ある人なら、3回やれば7割8割ほど覚えられます。
暗記できるかどうかは、回数を重ねるか諦めるかの問題です。
4回5回とやっても不十分ならもっと回数を増やせばいいだけです。
「書く」ではなく「口で答える」暗記の仕方をすれば、短時間でも何周もできます。
「理科のテスト勉強方法」でも話していますが、定期テストの対策にはくり返すことが一番効果的なんです。
一回やっただけで全て覚えられる人なんてほとんどいません。
半分覚えられたら優秀なほうです。
ほとんどの人は一回やっても、次の日には20%ほどしか覚えてません。
記憶する行為は、ペンキを塗るようなものだとよく言われます。
ペンキを塗りは、1回では終わりませんよね?
何度も塗り直すことでどんどん濃くなっていき、最後には綺麗な色に変わります。
記憶する行為も同じです。
最初は少しずつしか覚えられなくても、くり返すことでだんだん記憶が濃くなってはっきり覚えられます。
僕の生徒で、英単語テストで全く覚えない子がいました。
何度言っても勉強してこなかったので、「間違えた問題の英文は30回書く」というハードなペナルティを与えてました。すると、それから数ヶ月したら英単語を覚えるのがかなり早くなっていました。
最終的には英語が得意になるまで、英語を好きになりました。ペナルティを与える指導が合っていたかどうかわかりませんが、くり返すことで覚えられるようになったんです。
くり返しが一番効果があるので、ワークをくり返しやるクセをつけましょう。
もし学校のワークじゃ物足りない。くり返し学習がしにくいって人は、こちらの一問一答形式のテキストを使いましょう。
2周目、3周目からは即答できる訓練をしよう!
くり返すやるときに、やるべきなのが「問題の答えを即答すること」です。
ワークをくり返すやり方は人それぞれだと思います。
でも多くの人は、赤シートや紙で隠したりして「答えは〇〇」って答えてると思います。
【全て書いてやってる人向け】
※口で答える方が短時間でたくさんの問題を覚えられるのでオススメですよ。
ワークをくり返しやるときに、即答で答えて欲しいんです。
だいたい1秒〜3秒で答えるようにしてください。
ってよく言われますが、あえて時間がない状況で答えさせるのが狙いです。
反射的に答えられない問題は、覚え切れていない証拠です。
その場で答えられないものは、1分経っても2分経っても答えられないことが多いです。
だから3秒以内に答えられない問題は、「覚えてない問題」として次に進みましょう。
テストでゆっくり時間をかけていると、すぐ時間切れになります。
テストで時間内に解ききるためにも、即答するようにしましょう。
普通にやるよりかなり短時間でできます。
また、「覚えたはずなのにテストで答えられない」なんてこともなくなります。
完全に覚えてることって即答できるはずです。
例えば鬼滅の刃のキャラを見せれば、「たんじろう」や「ねずこ」って反射的に答えられるはずです。
これはちゃんと覚えているからですね。
3秒以内に答えられるよう即答で、ワークの問題をくり返しましょう。
1日の最後に、今日覚えたところの復習をする。
寝る前に、今日やったところを復習して覚え直しましょう。
これは社会に限らず、どの教科でも効果があります。
暗記要素の強い社会なら、なおさら復習が重要になります。
なぜ寝る前に復習すべきかというと、覚えたことは睡眠によって記憶されるからです。
寝てる間にも脳は働いていて、記憶した情報を整理する働きがあるのです。
寝たら悩みがスッキリすることがありますが、あれ考えや思ってることが整理されたからです。
寝ることで記憶としてしっかり定着するので、寝る前に覚え直すことが効果的です。
と今思った人は僕と同じめんどくさがりなタイプですね笑
でもそんなめんどくさがりな僕でも、寝る前の復習はイヤイヤやってました。
理由はやった方が、結果的に楽に覚えられるからです。
せっかく覚えたのに、それを忘れちゃうって腹立つじゃないですか?笑
どうせなら一番楽に覚える方法でやりましょう。
だからめんどくさくても、時間を少しだけ使って覚えたところをやり直すのです。
- 自分が間違えた問題だけやり直す。
- やった範囲もう一度さらっとやる。
少しの時間でいいんです。
寝る前の一瞬の時間を、復習にあててみましょう。
次の日でも忘れにくくなってます。
テスト範囲の内容を70〜100%覚えれる!誰も教えない勉強法
僕は結構オススメしてる方法なんですが、他を探してもほとんど誰もオススメしてません。
その方法とは、一問一答形式の問題を逆でやることです。
例えば、下の3つ問題を見てください。
問題文 | 答え |
聖徳太子によって、小野妹子のように中国に派遣された使節を何というか? | 遣隋使 |
645年、中大兄皇子や中臣鎌足らが蘇我氏をたおして始めた政治の改革を何というか? | 大化の改新 |
壬申の乱に勝利して、天皇中心の国家づくりを進めた天皇は誰か? | 天武天皇 |
(「高校入試 合格でる順 社会 四訂版」からの引用)
上から「遣隋使」「大化の改新」「天武天皇」と答えが続きます。
この「答えの部分」を答えていく勉強法がみんながやってる方法です。
ですが僕がオススメするのはその逆です。
「答えを見て問題文を答える」やり方です。
「遣隋使」という答えを見て、
「聖徳太子によって小野妹子のように中国に派遣された人たちのこと。」と答える。「大化の改新」という答えを見て、
「645年中大兄皇子や中臣鎌足が蘇我氏を倒して始めた政治の改革のこと」と答える。
こうやって問題文を答える練習をするのです。
と見た人みんなに怒鳴られそうですが、もう少し聞いてください。
問題文を答える時は、別に一字一句同じでなくていいです。
だいたい同じことを言ってれば問題ありません。
「遣隋使」が答えの問題であれば、「聖徳太子に中国に行かされた人たち(小野妹子とか)」
「大化の改新」が答えの問題であれば、「645年に、中大兄王子と中臣鎌足が一緒に蘇我氏を倒して始めた政治のこと」
こうやって自分の言葉に直して答えればいいです。
- 覚えないといけない年号や用語、人物名
これだけは押さえておいて、あとは自分の言葉で覚えましょう。
歴史だけでなく、公民でも地理でも使える勉強ですよ!
この勉強法やり始めは難しいと感じますが、効果はかなり高いです。
ちゃんと問題文と関連づけて覚えられるので、問題が変わってもテストで答えられます。
また自分の言葉で覚えるので、記憶にめっちゃ残りやすいです。
これがやれば、普通に90点とか取れます。
やってる人は少ないかもしれませんが、効果は抜群です!
生徒にも教えてみたら、英語や数学は40点以下なのに理科社会は80点くらい余裕で取れるようになった方法です。
僕もこの方法で、公民のテスト100点を取りました。
覚えにくい問題や重要な問題だけでも、「答えを見て問題文を当てる」勉強法をやってみてください。
やってみたら意外と難しくないですよ?
勉強して得られる効果は保証するので、やりましょう。
チェックをつけていくとモチベーションアップ?
ワークの問題を解く時は、覚えた問題からチェックマークをつけるべきです。
覚えた問題からチェックをつければ、チェックマークが増えていくことに気持ち良さを感じます。
チェックがついた問題でも当然忘れることがありますが、忘れた問題をもう一度覚えたらもう一つチェックマークをつければいいです。
こうやってチェックマークをつけていくことで、自分がどれくらい覚えてるかもわかります。
また「頭がよくなってる!」というモチベーションアップにもつながります。
チェックをつけながら、答えをみて問題文を答える勉強法をやってくださいね。
先ほどの問題はこちらの問題集から引用しています。
高校入試に出やすい問題が順に並んでて出されてるので、社会が苦手で効率よく入試対策したい人にオススメです。
地理・歴史・公民で得点するための勉強のコツ
基本的にはワークをくり返して勉強します。
ですが、地理・歴史・公民それぞれで覚える時に意識するポイントやコツがあるので、それを伝えていきます。
中学の地理のテスト勉強法のコツ
2つポイントを話しますね。
地理のテスト勉強のコツ1:グラフやデータの特徴を覚えること!
地理の問題では一問一答形式のものもありますが、テストでは図や表を見て答える問題が多いです。
そんな問題に備えて、教科書に載ってるグラフや図の地域ごとの特徴の違いを覚えましょう。
具体的にどんな特徴を覚えるか例を出しますね。
工業地帯を例に挙げます。
(「高校入試 合格でる順 社会 四訂版」からの引用)
- 京浜工業地帯→特にさかんな工業はないが、割合的には機械工業が多い。
- 中京工業地帯→自動車を中心とした機械工業がさかん。
- 阪神工業地帯→金属工業の割合が多く、せんい工業もさかん。
- 北九州工業地帯→現在は製造品出荷額が激減している。
このように、他と違う特徴を把握しておくんです。
これができていれば、どれがどの工業地帯か聞かれても答えることが可能です。
他に例を挙げれば、
- 日本のどの地域で農業や畜産業がさかんなのか?
- 気候帯はそれぞれどんな違いがあるか
- 貿易相手国の割合や輸入品の割合
- 宗教はどこで多いか少ないか
- 世界での人口ピラミッドでの違い
などなど、違いを中心に覚えるとテスト問題で正解しやすいです。
地理はグラフやデータの違いを覚えて、テストにのぞみましょう。
地理のテスト勉強のコツ2:日本の地域や世界の国を覚えるには白地図が便利!
日本の地域の違いや世界の国を覚えるのには「白地図」を使いましょう。
白地図とは、何も書かれていない地図のことです。
例えばこういうのを印刷すれば、都道府県を書き込んで覚えたり、よく取れる食品を書き込むこともできます。
こうすれば覚えやすいですよね?
白地図は「白地図専門サイト」というサイトでダウンロードできるので印刷して使いましょう。
もちろん世界地図もあるので、
- 世界の国の名前(有名な国だけ)
- それぞれの気候帯
など書き込めば、かなり覚えやすくなるので積極的に使いましょう。
- グラフやデータの違いを覚える。
- 白地図を印刷して書き込む。
この2つの方法を使えば、効率よく覚えることができますよ。
中学の歴史のテスト勉強のコツ
歴史も2つポイントがあります。
歴史のテスト勉強のコツ1:年代と出来事を関連づけて、時系列で覚えましょう。
いくつかできごとが並んでて、時系列順に並び替えさせる問題があります。
そのためにも、年代とできごとをセットで時系列順に覚えましょう。
テスト範囲の中のできごとだけでも、簡単な年表にしてみるといいですね。
(そこまで時間をかけずに簡単なものにしてくださいね。)
何年に起こったかを覚えられなければ、語呂合わせを使ったりするといいですね。
「〇〇の戦い 語呂合わせ」と打ち込めば、ほとんど出てくるはずです。
「鳴くよ(794年)ウグイス平安京」なんかは一生忘れません笑
「日本史年号語呂合わせ!」という語呂合わせ専用のサイトもあります。
イラストつきだったので、わかりやすいです。
僕は語呂合わせを、無理やり自分で作ったりしてました笑
年表や語呂合わせを利用して、年代とできごとをセットで覚えましょう。
歴史のテスト勉強のコツ2:できごとと理由はセットで覚える!
できごとには必ず理由があります。
戦いにも理由があって
- 戦いに勝って領地を拡大したい!
- 敵の軍を味方に引き入れたい!
- 勝つことで食糧や物資を得たい!
状況によってそれぞれですが、必ず理由があります。
その理由を一緒に覚えた方が、歴史のできごとは覚えやすいです。
できごとが起きた理由を知らないと、ただのわけのわからない漢字の並びを覚えることになります。
人間は情報が多いものほど、物を覚えやすいんです。
ただ用語を覚えるんじゃなく、その出来事が起こった理由やその出来事によって何が起こったかを知ると記憶されやすいです。
できごとが起きた理由は、教科書を読んでおけば見つけられます。
おまけ【時間がある人向け】音楽で楽しく歴史を覚える!
もし時間に余裕がある人は、ボカロで歴史を覚える方法があります。
「千本桜」など有名なボカロの歌詞が、歴史の用語に書き換えられています。
ボカロが好きな人や苦手意識のある人には、取り組みやすいでしょう。
楽しく覚えられると評判なので、時間があって興味のある人は購入してみてもいいですね。
理科や英単語、数学版も出てましたが、歴史が一番レビューが多くオススメです。
中学の公民のテスト勉強法
公民を勉強する上でのポイントを紹介します。
公民のテスト勉強のコツ:制度や法律は理由とセットで覚える。
歴史でした話と似ていますが、制度や法律は理由とセットで覚えましょう。
2つ理由があります。
- 理由とセットで覚えた方が記憶に残りやすい。
- 記述問題に対応でき、ワークの問題と聞かれ方が違っても正解できる。
からです。
制度や法律には、必ず理由や目的があります。
例えば、日本は衆議院と参議院2つの政党が成り立つ「二院制」を取り入れています。
その理由(目的)は、
- 国民の意見をできるだけ広く反映させるため。
- 1つの議院がいきすぎた行動を取らないようにするため。
こうやっていろいろ狙いがあるんです。
制度や法律はうまくいくために必要なものなんです。
学校に携帯を持ち込むのを禁止されてますよね?
(これは法律ではありませんが。)
あれは学校側としては、勉強に集中してもらうためやトラブルを生まないための方針なんです。
必ず理由や目的があるので、そこを押さえて覚えると記述問題など様々な問題に対応しやすいです。
結果として得点を取りやすくなります。
理由を覚えると、その語句もセットで頭に入るんです。
暗記の苦手な人は「覚えることが多いほどしんどくなる」って考えてます。
でも関連することであれば、多くのことを覚えた方が楽に覚えられるんです。
だから制度や法律と理由をセットで覚えることが最短で覚えるコツです。
【時事問題対策】専門サイトで3ヶ月以内のできごとを調べておく。
社会だと、時事問題が必ずあります。
だいたい3ヶ月以内に起こった出来事がテストで出されます。
これは「時事問題 最新」と調べれば1発で出てきます。
検索して一番上に出てきたサイトが月ごとにまとめられていて、わかりやすかったです。
時事問題がわかるサイトはこちらです。
3ヶ月分でいいので、目を通しておいて一枚の紙もしくはノートにまとめておきましょう。
時事問題は学校によりますが、10〜20点ほど点数があります。
みんなが取りやすい問題なので、時事問題は満点を目指しましょう。
以上が社会のテスト勉強のやり方になります。
社会のテスト勉強方法まとめ
社会のテストの勉強方法をまとめますね。
ワークを3周をすれば、最低でも半分くらいは覚えられます。
何周もこなすためにも1週間前には1周は終わってる状態にしましょう。
2、3週目は即答できるよう1問あたり1〜3秒で答える訓練をしましょう。
即答できない=覚えられてない問題です。
できないと思えば、すぐ飛ばして次の問題に移り短時間で何度も繰り返しましょう。
くり返しこそが記憶するための最短の道です。
1日の終わりに、今日やったことの復習はするようにしてください。
寝ている間に記憶の定着が行われます。
5分でもいいので、復習の時間を取りましょう。
一番オススメできる方法は、一問一答の逆をやることですね。
問題をみて答えの部分を答える。ではなく答えを見て、問題文を答えるようにしましょう。
イマイチ覚えてない方は、「テスト範囲の内容を70〜100%覚えれる!誰も教えない勉強法」に戻って読み返しましょう。
これをやれば、90%は確実に覚えられます!
地理の勉強のコツは、
- グラフとデータの特徴や違いを覚えること。
- 白地図に書き込んで、覚えること。
歴史の勉強のコツは、年代とできごとと理由をセットで覚えることです。
公民の勉強のコツは、制度や法律を理由と一緒に覚えることです。
このコツを押さえておけば、テストに出る問題に対応できます。
ワークと多少違っても、見たことない問題でも得点することができます!
必ず70点以上は取れる方法をのせたので、ぜひテスト勉強で実践してください。
おまけ:普段の授業である程度覚えておけば楽になる。
すごく当たり前ですが、普段の授業である程度覚えることができればテスト勉強はかなり楽になります。
って人ばかりだと思います。
先生が面白かったり、わかりやすければ興味を持てて授業も集中して聞けますよね?
学校の授業だけで理解できないのは
- 社会の内容に全く興味がわかない。
- 先生があんまり好きじゃないから聞く気にならない。
- 先生の説明がわかりにくい。
こういう理由だったりしますよね。
そんな人にオススメするのはスタディサプリです。
スタディサプリは他の教科ももちろんですが、社会の伊賀先生の授業はわかりやすいし面白いです。
今後テスト勉強対策や普段の授業についていくために便利な教材なので、こちらの記事を読んでみてください。
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