・やりたいことがなくて勉強のやる気が出ない。
っていう高校生に向けた記事です。
- 自分のやりたいことは何か?
- 自分のなりたい職業は何か?
この2つは、志望校を考える上で絶対に考えることですよね。
今回は自分の「やりたいこと」が見つけ方や、「やりたいことがない」人が何をすべきかを話していきます。
僕も実は大学に入るまで「やりたいこと」ゼロの人間でした。
宇宙飛行士やスポーツ選手などと、非現実的な夢はありましたが、真剣に自分の夢を考えたことなんてありませんでした。
その経験を生かして伝えていきます。
この記事を読むメリット
- 「やりたいこと」の見つけ方がわかる!
- 「やりたいことがない」人が大学に行くべきかどうかわかる!
「やりたいことがない」は自分を甘やかす最高の言い訳
厳しい言葉かもしれませんが、「やりたいことがない」というのは現実から逃げるための言い訳です。
ここまではっきり言えるのは、僕自身が高校から大学の間「やりたいことがない」と言い続けていたからです。
親から仕事をすすめられた時も「自分のやりたい仕事じゃない。」とか「好きな事を見つけてから」と言い訳にして逃げてました。
大学に行ってからも「この大学を卒業してもやりたい仕事が出来ない」と言って、やらなきゃいけない勉強から逃げた時期もありました。
今勉強を教える立場になってのが不思議なくらい、サボってましたね。
無理もありません。
勉強なんて楽しいものではないので、逃げられるものならみんな逃げたいものです。
もし今「やりたいことがない」って状態の人は、目の前のことから逃げていないか考えてみてください。
逃げずにずっと立ち向かえとは言いませんが、「やりたいことがない」を逃げる言い訳に使わないようにしましょう。
もし勉強から逃げても、仕事や人間関係で嫌なことと向き合う瞬間は来ます。
やりたくないけど、やらなきゃいけないことをこなす力は必要です。
今、目の前にあることをこなしましょう。
やるべきことをやりながら、「やりたいこと」を見つけていきましょう。
現実逃避しても、「後で自分が苦しくなるだけ」だと実体験でわかりました。
「やりたいことがない」人が知らない3つの誤解
僕も仕事をいろいろやった結果、「やりたいこと」が見つかりました。
その経験からわかったことを伝えていきます。
何もせず頭だけで考えていても、やりたいことは一生見つからない。
・自分が仕事にしたいことってなんだろう。
こうやって何時間と考えても、何を浮かびません。
理由は、何も行動を起こしていないからです。
- 仕事のことについて詳しく調べたり、仕事してる様子を見る。
- 自分のある分野について勉強してみる。
- 本を読んでみる。
などなど色んな体験をしてみて、はじめて「自分のやりたいこと」が見えてきます。
頭だけで考えることではありません。
僕はやりたいことを見つけようと、頭でばっかり考えてました。
でも何もわかんないんですよ、全て妄想なので。
やりたいことがわかるのは、自分で何か体験したり、体験した話を聞いた時です。
僕の教え子でもこんな生徒がいました。
学校の先生でとても尊敬できる大好きな先生がいます。
その先生の授業はめちゃくちゃわかりやすくて、聞いてる自分が楽しくなる。
勉強が苦手だったけど、その先生のおかげで得意教科になりつつある。だからその先生みたいな先生になりたい。
これも仕事の場を自分の目で見た結果、そういう気持ちになったのです。
ただぼーっと考えてただけではありません。
他にも、やりたいことを見つける例はこんなものです。
- お医者さんに命を救われて、自分も医者を目指したいと思った。
- 自分の料理を食べて喜んでもらえるのが嬉しくて、料理人への道を目指した。
- テーマパークで働くキャストの人がとても楽しそうで、自分も働きたいと思った。
というように、実際に色んな場に出たり、挑戦することで「やりたいこと」のきっかけができるのです。
ただ頭で考えていても、見つかることはありません。
やりたいことをする上で、めんどくさいことや嫌なことはいっぱいある。
「やりたいことがない」と言ってる人に話を聞くと、やりたいことに対するハードルが高いように感じます。
やりたいこと=やっててずっと楽しい仕事だと思ってます。
でもそんな仕事は一つもありません。
この世の中には、そういう仕事を見つける人もいます。
ですが、本当に一握りの人間です。イチローさんのような全てを一つのことに注げる人間です。
異常なほどに野球に対して愛があるんです。多くの人はそこまでやりたいことは、なかなか見つかりません。
どれだけやりたいことだって、めんどくさい事や嫌になることはたくさんあります。
一見華やかに見える仕事でも、実はかなり激務だったり、ルールが厳しいことが多いです。
僕が最初に憧れた宇宙飛行士という仕事は、調べてみるとかなり厳しい仕事だとわかりました。
小学校の時、「宇宙に行きたい」という理由で宇宙飛行士になりたいと思ってました。
でも宇宙飛行士になる試験は毎回数名程度で倍率も100倍を超えます。
そのテストも毎年あるわけではなく、募集がかからない年もあります。試験の難易度も高く、宇宙飛行士になっても長期間にわたる訓練があます。
また、宇宙飛行士になれても宇宙に行けない人もたくさんいます。
それほど過酷な仕事です。
一見楽しくできそうなYoutuberでさえ、かなり精神力が必要です。
登録者を増やすために、毎日ネタを考えては撮影や編集を行います。
最初は誰も見てくれないため、モチベーションの管理が大変です。
有名になったらなったで、批判を食らったりしますし、悩むことが多い職業です。
結局やりたいことでも、しんどさは必ずあります。
僕も塾講師として教えることは楽しいし、やりたいことです。
でも成績がなかなか上がらない時や終わらない大量の事務作業に嫌になることは何度もあります。
それでもやっていけてるのは、楽しさややりがいを感じるからです。
決して「やりたいこと=ずっと楽しい」わけではありません。
やりたいことや好きなことを仕事にするのは、根気がいる。
やりたいことや好きなことを仕事にできる人は、10%もいないと言われてます。
仕事にできても、長く続けられない人がいます。
理由は「好きでしたいこと」が「義務でしないといけないこと」になるからです。
趣味程度でやってるうちは楽しくても、毎日決まった時間こなさないといけなくて、しんどくなることもあります。
ゲームを仕事にしようと思えば、あまり楽しくない反復練習もひたすらしないといけません。
楽しくやってるだけじゃダメで勝たないといけなくなります。
気分が乗らない時ももちろんしないといけないし、やることが義務になります。
好きなことややりたいことを仕事にするには、かなりの根気がいります。
自分があまり好きじゃない受験勉強も、根気よくコツコツできるくらいのメンタルがないとキツイです。
逆に言えば、
もしやりたいことが見つからない人は、目の前の勉強をがんばってやってみてください。
少しも続かないなら、やりたいことを仕事にするのは難しいかもしれません。
過去の僕にも言いたいことではありますが、
まずは目の前のことをやりきるだけの根気をつけましょう。
やりたい仕事がなくても、大学に行った方がいい人と行かない方がいい人
- 「やりたいことがない」から大学に探しに行った方がいい?
- 「やりたいことがない」から大学に行かなくてもいい?
どうすべきか進路に迷ってる人の疑問に答えていきます。
目の前の勉強から逃げたいなら、大学に行かない方がいい。
勉強から逃げたいとか勉強したくないと思ってるなら、さっさと働くべきです。
大学には行くべきではありません。
大学に行くにも、ある程度の勉強量は必要です。
学問が必要のない分野の仕事でも、その分野の勉強や研究はしないといけません。
だから「勉強を2度としたくない人」は働いた方がいいです。
仮に勉強をあまりしなくてもいい大学に入っても、無駄な時間を過ごしてしまうでしょう。
- 目の前の勉強を頑張るか。
- 諦めてさっさと就職するか。
このどちらかにした方がいいです。
別に高校卒業後、働く選択も全然良いと思います。
お金も稼げるし、社会人としてスキルを早くつけられるし良いことだらけです。
働いて先にお金をためておいて、「やりたいこと」が見つかったら転職する人も珍しくありません。
大学生になって遊ぶことが悪いわけじゃありません。
ただ遊ぶことは、社会人になっても出来ます。
大学生は時間がありますが、お金はありませんよね?
だから遊ぼうにも稼ぐ必要があります。
そうなると、ずーっと遊べるわけではないんです。
それにずっと遊んでいても、お金はなくなるし飽きてしまいます。
僕も週4回ほどのバイトと学校のレポートで、そこまで遊べる時間はありませんでした。
夏休みなどの長期休みの時は、遊べましたね。
大学生になれば国公立でも、4年間で学費が200万かかります。
私立大学なら倍の400万くらいかかります。
逆に社会人になれば、高卒で1年目で月15万としても1年で180万です。
4年間で720万ほど稼ぎます。
- 400万払ってそこそこ遊べる生活
- 720万もらってちょっと遊べる生活
どちらがいいかは比べるまでもありませんよね。
親のお金とはいえ、「遊ぶために大学に行く」のは賢くない選択ですね。
大学の期間でしか出来ないことに興味があるなら、大学に行った方が良い。
大学の期間を利用して、
- 興味のある分野を深く勉強する。
- 大量の本を読みあさる。
- 留学する。
- 資格を取るための勉強をする。
- 夏休みを使って、海外を回る。
- アルバイトで色々な職業を経験する。
などなど、大学でしか出来ないことをしようと考えてるなら大学に行くべきですね。
社会人になれば休みはちょこちょこありますが、大学生ほど長い期間の休みは取れません。
- 長い期間を使わないとできないこと。
- 自分の興味のある分野のことを集中的に勉強する。
などスキルアップを考えてる人も、大学に行くべきですね。
大学は、自分から動かないと何も得られない場所です。
中高と違って、何も考えず過ごせば本当に無駄な時間になります。
逆に言えば、自分からどんどん動けば貴重な経験もスキルアップも出来ます。
- 大学生の時間を利用して、YouTuberになった人もたくさんいます。
- 経営を学んで、卒業後自分のカフェを出した子もいます。
ココまで大きな変化がなくても、
- 英語を話せるようになって、就職の幅が広がった。
- プログラミングを学んで、入ってから即戦力になれた。
- 社交性が身について、営業の仕事での抵抗が減った。
など、将来に生きる力は十分につけられる期間です。
長期間使ってやりたいことがあるなら、大学へ進みましょう。
やりたいことを見つけるための考え方
やりたいことを見つけるための考え方を知っておきましょう。
自分から積極的に人と関わる。
行動は全て自分から起こしましょう。
何事も待っていては何も変わりません。
自分から行動を起こす事で、出会う人の数も経験の数も変わります。
そうして色んな人の話を聞くだけでも、自分のやりたいことが見つかってきます。
人間はみんな考え方が違います。
「俺はこうしたい」「私はああなりたい」という話をたくさん聞けます。
そうすると、
やりたいことは、「自分のなりたい人間像」に強く関わってきます。
自分のどうしたいがやりたいことに繋がってくるんです。
だからやりたいことを見つけるなら、積極的に人と関わるべきです。
僕は様々なところで働くうちに、「自分は人と話すのが好きなんだ」と気付きました。
でも人と話す職業なんていくらでもあります。そうやって過ごすうちに、
と気付き、塾で人に教えるという選択をしました。「話すことだけじゃなく、自分が人に何かを教えて感謝されるのが嬉しいんだ」
これも様々な人と話したおかげです。
もちろん僕が付き合う人が違ったら、やりたいことも変わっていたかもしれません。
やりたいことを見つけるために、積極的に人と関わりましょう。
少しでも興味があることや、やるべきことにとことん打ち込んでみる。
やりたいと思ったことには、迷わず打ち込んでみてください。
一生やりたいことかとか将来仕事にするかなんて考えなくて良いです。
とことんやれば、それが自分にとってのやりたいことかわかります。
僕も大学時代バイトの経験もあり、料理が好きだ。と思ってた時期がありました。
だから飲食店で働きまくりました。
好きで初めてやりまくった結果、あぁこれは自分のやりたいことじゃないと気付きました。
料理を早く出すことや効率よく仕事をすることは楽しかったんです。
でも、味を美味しくする事や新しい料理のレシピを出すことに全く興味がわかなかったからです。
仕事を早くこなすことに、ただ楽しみを感じていただけだったんです。
中高とソフトテニスに打ち込み、やりまくってテニス関係の仕事につこうか。と考えた時もありました。
部活が休みの日も、時間を費やし必死に練習しましたが、県大会に出るのがやっとくらいの成績でした。
スポーツ選手は現実的じゃないなと諦めた記憶があります。
でもこれは、自分なりにとことん打ち込んだからです。
自分で必死にやったからこそ、本当にやりたいことかそうじゃないことかわかったんです。
何か興味があることがあれば「精一杯やった!」と言えるほど、とことん打ち込んでください。
それが仕事にならないことでもいいです。
今の時代、何が仕事に繋がるかわからない時代です。
好きでひたすら書いてた絵が、人に評価されて仕事になることもあります。
仕事に繋がらなくても、自分がどんなことが好きで、どんな時にやりがいや幸せを感じるかわかります。
それがきっかけになって、「やりたいこと」を見つけることへと繋がっていくのです。
興味が少しでもあることには、深く考えず打ち込んでみましょう。
やりたいことがない人のための志望校の見つけ方
志望校の見つけ方は、下の2つの記事でまとめてます。
志望校を決めれば、勉強の効率がグッと上がるので、早いタイミングで決めましょう。