成績が伸びない人には理由があります。
勉強量が足りないか勉強の仕方が間違ってるからです。
今回は、成績が伸びない原因と対策について話します。
[aside]この記事の筆者僕は教育業界に入って4年目です。
365日のうち週5回で生徒と接して、2年経って成績の上がる仕組みがわかりました。
週に2,3回ほど塾に来る生徒を見れば、だいたい何点取れるか把握できます。[/aside]
ココで話す内容を実践すれば、必ず成績アップできます。
この記事を読むメリット
- 自分の成績の伸びない本当の理由がわかる!
- 成績を上げるために、今日からどう勉強すべきかがわかる!
勉強してるはずなのに、成績が伸びない3つの原因
勉強してるのに成績が伸びないのは、大きく分けて3つの要因があります。
成績が伸びない人は、必ず1つは当てはまります。
自分の当てはまる原因を見つけて、今何をすべきかを知りましょう。
成績が伸びない原因①集中してる時間が少ない。
「机に座ってる時間=勉強時間」である人はほとんどいません。
ボーッとしていたり、他のことを考えていたり、勉強に集中してない時間が多いです。
集中した勉強時間が取れていないなら、成績も上がらなくて当然ですよね。
3時間机に座ろうと、30分しか集中できてないなら勉強時間は30分です。
それを繰り返しても、1週間で210分(=3時間半)しか勉強したことになりません。
1日30分は、さすがに少なすぎますね。
僕もナマケモノだった時代は、机に3時間座って、勉強したのがたった10分でした。
勉強してない自覚はあったので、成績が上がらなくて当然でした。
高3になって必死に勉強してましたが、20分集中したらすぐ気が散ってました。
「25分勉強と5分休憩をくり返す。」
↑この方法が集中力のない自分には一番合ってました。
自分の勉強を振り返ってみてください。
もしこの質問に1秒で「はい」と答えられてないなら、集中した時間を取れてません。
勉強してるようで、実は勉強出来てないのが成績の伸びない原因です。
成績が伸びない原因②わからない問題をそのままにしておく。
成績を上げるためには、テストで解ける問題をたくさん増やすことです。
「何も見なくても解ける問題」を増やすことに、一生懸命になるべきです。
だから「できる問題」を増やせない勉強は、点数につながりません。
勉強の仕方が間違っています。
例えば、学校や塾で出された課題を解く時、わからない所は全部答えを丸写し。
これが点数に結びつかないことは、わかりますよね?課題で出た問題が学校のテストや試験で出されることはよくあります。
何も考えず、答え丸写しした問題をテストで解けるわけがないのです。
こういう間違った勉強法を続けていると、いくら勉強時間を積み重ねようと成績は伸びません。
答えを丸写しするような勉強法で、「できる問題」にはならないからです。
でもこんなことは言われなくても、みんな頭でわかってるはずです。
でもいざ自分が課題を出されると、同じことをやってしまうのです。
- 部活で疲れているから。
- 答えを丸写ししないと、間に合わないから。
- 時間がないから、仕方ない。
だから、そこで一歩踏ん張って勉強できるかが成績の上がる子と上がらない子の差です。
- 課題が返ってきた時に、もう一度解き直す。
- わからない問題と解説を、ノートを取っておいて出来るまでやる。
- 問題を覚えておいて、塾の先生に質問してできるようにする。
ココができると、成績が上がる勉強が出来ているのです。
わからない問題を放っておくか、解決するまでねばるか。
この差がそのまま成績の差に出ます。
成績アップにつながらない勉強法をしてしまってる人は、下の記事を参考に勉強を進めましょう。
【保存版】成績アップの仕組みを徹底解説!実践すれば成績アップ確定!
成績の伸びない原因③人の言うことを聞かない性格である。
教育業界で4年働いてみて、勉強には才能がほとんど関係してないことがわかりました。
努力で解決できます。
ただ、成績が上がりやすい性格とそうでない性格はあります。
成績の上がりやすい子は、素直に人の言うことを聞きます。
アドバイスしてもらった事は、実際に実践し試します。
的確なアドバイスであればあるほど、その子は成績が上がるのです。
でも人の言うことを全然聞かない子がいます。
何を言われても、
言うことを聞いてるようで、あまり実践しない子もいます。
そういう子の成績が伸びない理由は明らかです。
やった方がいいと言われたことをやらないからです。
成績を上げるために必要なことをしないのに、成績が伸びるはずがありません。
人にとやかく言われたくないって気持ちはすごくわかりますが笑
「とりあえず言われたことをやってみる」という子は、本当に成績が伸びます。
言われた通りやるので、一気に伸びるんです。
教え子の中にも、「言われた事は睡眠時間削っても絶対やるんで」って言う子がいました。
結構無茶な量の課題を出しても、絶対にやってきますし、勉強のやり方を教えたら卒業するまでやってました。入塾した当初は40〜50位くらいでしたが、3ヶ月経ってから10位以内を取ることもありました。
性格なんて治らないと言われますが、そうは思いません。
意識すれば誰でも治せます。
- 人見知りでもおしゃべりになれます。
- 頑固者でも素直に人の言うことを聴けるようになります。
上の2つは、学生時代の僕の変化です。
時間は少しかかりますが、難しいことではありません。
人の言うことを素直に聞ける性格になりたいなら、今まで言われたことのあるアドバイスを実践することです。
「俺には無理だから」と思わず「とりあえずやります」と言って行動に起こしてください。
この記事に書かれてあることでも構いません。
人の言うことを全く聞けない性格だと、本当に損することばかりです。
性格も成績を上げる上で重要なんです。
- 集中してる時間が少ない。
- わからない問題をそのままにしている。
- 人の言うことを素直に聞けない性格。
この3つの原因の対策方法を話していきます。
集中してる時間を確実に増やす方法
集中してる時間は、いきなり増やすことができません。
好きなことや興味のあること出ない場合、我慢が必要だからです。
集中してる時間を増やすための方法を話していきます。
自分が集中できる時間を知る。
まずは自分の現時点での集中力の長さを知ることです。
タイマーを使って、自分が集中してる勉強時間を3回測ってみてください。
測り方は、机の上には勉強するもの以外何も置かない状態で始めてください。
途中でスマホを触ったり、ゲームをしたり、他のことをするのは禁止です。
自分が集中できてないと思った時点で、勉強をやめてタイマーを止めてください。
3回計測するのは、自分の限界がどれくらいか知るためです。
1回だけだとその1回だけ頑張ってしまうので、最低3回は測ってください。
別に5分でも10分でも気にしないでください。
自分を良く見せようとせず、正直な時間を出してください。
思ってるより自分の集中できる時間が短いことに気づくはずです。
僕も「あぁこんなもんか」と少しがっかりしました。笑
自分の勉強のリズムを決め、試してみる。
先ほど測った集中できる時間をもとに勉強のリズムを作ります。
何分勉強して、何分休憩するかを決めましょう。
休憩時間は5〜10分が理想です。
15分を超えてしまうと、勉強を再開するのが難しくなります。
集中できる時間が20分なら「20分勉強+5分休憩」が良いかもしれませんね。
そのリズムで繰り返しましょう。
やっていくうちに、休憩を増やしたり、勉強時間を増やして大丈夫です。
とりあえずの勉強のリズムを決めて、試してみましょう。
最初の設定時間がキツイと長く続きませんから。
この勉強法は、時間をキッチリ守る事ができれば長時間続けられます。
僕の知る限り、一番集中力が持つ勉強法です。
疲れる前に休めるので、完全に疲れてしまうことがありません。
1回20分の勉強時間でも大丈夫なので、集中しやすいんです。
時間になったら、必ず勉強を再開する(or休憩に入る)こと。
これだけは徹底してください。
何かの途中であっても、勉強か休憩を始めてください。
時間を守らなくなると、自分の気分で勉強をしてしまいます。
気分に頼ると間違いなく勉強が続かなくなります。
そうならないためにも時間は守りましょう。
わからないままの問題を「解ける問題」に変える。
勉強はシンプルです。
できる問題が増えれば、得点は上がります。
わからないままの問題が増えると、得点が下がります。
成績を伸ばすためには、
勉強で意識すべきポイントを話していきます。
成績アップのポイント①「何も見ずに」解けることを目指す。
ただ解けることが、勉強のゴールではありません。
「何も見ずに」解けるようにならないと、テストでは点数を取れません。
教科書や参考書を見て問題を解けても、問題を解けたとは言えません。
教科書を持ち込まない限り、テストで解けないでしょうからね。
テストのことを想定して、「何も見ずに」解ける訓練をしないといけません。
ただ
だから最初は教科書や参考書を見ながら解いてもいいです。
解説を見ながら、解けるようにするのもアリです。
ただ、最終的に「何も見ず」解けることを目指してください。
そうすればテストでも正解する事ができます。
見て解ける段階で勉強をやめてしまっていると、
「テストではなぜか解けない。」という人は、勉強のやり方を見直しましょう。
成績を上げるためのコツは「テストではどう答えなきゃいけないか。」を意識して勉強をすることです。
英単語を覚えたいなら、日本語をだけ見て英語を書けるように勉強すべきです。
英単語を見ながら、その単語を買いてもなかなか頭に入りません。
ただのスペルの練習になってしまいます。くわしい英語のテスト勉強の仕方はこちら→「【点数アップ確定】英語のテスト勉強のやり方と暗記方法を徹底解説!」
社会の用語を覚えたいなら、問題文と答えを関連させて覚えるべきです。
ワークに出てる順番で用語を覚えてると、テストの時答えられません。くわしい社会のテスト勉強方法はこちら→「中学社会のテスト勉強のやり方を紹介!暗記が苦手でも70点は取れる!」
何も見ずに解ける力=テストでの得点力です。
勉強する時に、心がけてください。
成績アップのポイント②間違えた問題を「勘違い」や「ケアレスミス」で済まさない。
「間違えた問題に対してどうするか」を見れば、成績が伸びるかが一瞬でわかります。
- 成績上位の子→なぜ間違えたかまで考え、間違えた理由を見つける。
- 成績下位の子→ケアレスミス、勘違いのせいにして、そこまで気にしない。
「ケアレスミスや勘違いで間違えた」
これは生徒からよく聞くセリフです。
でも次正解するためには「どういうミスをしていたのか。」まで見る必要があります。
- 符号のミスなのか。
- 途中式のどこから間違えているか。
- 問題文のどこを読み違えていたのか。
- その勘違いがなければ、本当に正解できていたのか。
例えば、数学の計算問題でx=3が答えなのにx=−3と答えていた場合、
多分次同じミスをしても、気づかないまま不正解になります。
正しいやり方は、「どこで符号をミスしたか」を見つけることです。
移項の時なのか、マイナスをはずし忘れてたとか。
どのタイミングで符号ミスしたか見つけましょう。
そうすれば、自分がどんな時に間違えやすいかがわかります。
めんどくさくて遠回りに見えますが、ココまでしないと同じ問題で何度も間違えます。
もちろん数学だけに限りません。
英語でも「文法を忘れてたから間違えた」だけでは不十分です。
- なぜこの文法を使うのか?
- どんな時に、この文法を使い分けるのか?
という点にまで注目できると、英語の理解も深まるし、知識が増えます。
間違いの理由を探すこと=「失敗した経験をテストに生かす」ことです。
問題を間違えた時ほど、雑に飛ばす事なく理由を探してください。
成績アップのポイント③人に教えることを意識して勉強する。
自分がわかっていても、人に説明できない事があります。
教えるには、3倍理解することが必要と言われるからです。
例えば、あなたの好きなものを人に教えるのは難しいですよね。
僕は「キングダム」という漫画が好きですが、何も知らない人に説明するのは毎回苦労します。
説明してると、
- 大事なことってなんだろう?
- この登場人物ってどの国の人間だっけ?
- 何をモデルに作られた作品だっけ?
などなど、説明するうちにいろんな疑問が浮かびます。
友達に教えてあげると、自分の理解がかなり深まります。
実は、人に教える事って一番勉強になることなんです。
僕も学生時代より、塾で働き始めた時の方がより深く理解できてます。
何度も説明したり、調べたりするからです。
だから勉強する時に、人に教えることを意識して勉強してみてください。
数学の問題なら、解き方を説明するように1人でぶつぶつつぶやいてください。
「これを出すためにはこの式が必要。
で、次はこの式を解いて、答えを出す。答えが出たら、この答えをこの公式に当てはめて、、、
みたいに説明するように勉強してください。
信じられないかもしれませんが、これをやるだけで勝手に覚えてしまいます。
説明できる状態=完全に理解した状態なのです。
説明できるように勉強すると、その問題はテストでスラスラ解けてしまいます。
社会の用語問題でも、
このように自分の言葉で説明するように覚えると、普通にやるより3倍は早く覚えられます。
成績の上がりやすい性格になるためにやること
性格は変えるのは、それほど難しいことではありません。
意識して行動するだけで、変えられます。
教わった事を一つだけ実行してみる。
成績の上がる性格は、素直に人の言う事が聞ける事です。
その性格になるために、人の言う事を一度やってみればいいんです。
今まではアドバイスを受けても、実際にやらなかったことがほとんどのはずです。
ネットで調べれば「勉強法」はたくさんあります。
調べただけでやったことない方法ってたくさんあるはずです。
それを一つ試してみましょう。
勉強に関して、親や先生からもらうアドバイスは的確です。
勉強が苦手だった親でもそうです。
「どう勉強すればいいか」は知ってるけど、できなかった。
そんな人が大半です。
知ってるけどできないのはみんな一緒なのです。
そんな中で、一つでも行動に起こせる人が成績を上げられるのです。
もし何をすればいいかわからない人は、「【保存版】成績アップの仕組みを徹底解説!実践すれば成績アップ確定!」
この記事を参考に実践してください。
仕事、恋愛、勉強、人間関係、全てにおいて行動を起こせる人が成功します。
勉強のことで、素直に人の言う事を聞いてみて損することはありません。
自分がもらったアドバイスを一度試してみましょう。
やると決めたら、徹底してやってみてください。
嫌なこと、やるべきことから逃げない。
嫌な事から逃げてしまうクセがつくと、うまくいきません。
勉強から逃げようとする人は、答え合わせが適当になるし、解説も読もうとしません。
答え合わせや直しが雑な人は、どれだけ時間をかけても成績が上がりません。
成績の上がらない勉強時間を積み重ねているかもしれません。
勉強から逃げないで、立ち向かってください。
勉強から逃げないというのは、めんどくさい事もきっちりやるということです。
- 数学は途中式も書く。
- 答え合わせや直しをする。
- 英語なら、穴埋めの箇所だけでなく一文書く。
- 直しの時は、問題文もちゃんとノートに書く。
- 解説のポイントで覚えるべきとこは、ノートにまとめる。
こういう先生に言われたことも、やりましょう。
言われたことをとりあえずやり続ける。
この姿勢が大事です。
やらなきゃいけないことから逃げても、どうせ後で向き合わないといけません。
高校受験で勉強から逃げた人は、大学受験か就職の時に逃げられない瞬間が来ます。
勉強は努力が実を結びやすいです。
ちょっとでいいので、逃げずに立ち向かってみてください。
以上が成績が伸びない人がやるべきことです。
成績が伸びないのは、改善する事ができます。
この記事を読み返して、実践してください。