成績が上がる復習方法は、忘れたタイミングで3回以上くり返すこと

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勉強方法
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成績を上げたい中高生「復習した方がいいらしいけど、何をすればいいかわからない。復習の方法を誰か教えて欲しい」

こんな疑問に答える記事です。

この記事の内容

  • テストで点を取るには、思い出す訓練が必要。
  • 成績が上がる復習方法は、忘れたタイミングで3回以上繰り返すこと
  • 【誰でもできる】教科別の復習方法を解説!

人間は一度やったことでも、時間が経ったら90%以上忘れます。
だからテスト前になって、その9割を取り返すために勉強します。

一度理解したことでも忘れるので、「なんでこうなるのか」を再び理解するところから始まります。

意外と自分で思い出せないんですよね。

復習をしておけば、最低50%は頭に残ります。

  • 10%覚えてる状態からテスト勉強を始める。【復習ナシ】
  • 50%覚えてる状態からテスト勉強を始める。【復習アリ】

どっちが楽にテスト勉強できるかわかるはずです。
あなたが点数アップできるための復習方法を話していきます。

ちなみに予習のやり方は、「1科目10分でできる予習の仕方を科目別に徹底解説!【忙しい人向け】」を参考にしてください。

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成績が上がる復習方法は、忘れたタイミングで3回以上繰り返すこと


復習のポイントはくり返す事です。
具体的には、以下の3つのポイントを守ってください。

  • 覚えるよりも「思い出す」勉強をしよう。
  • 復習のタイミングは、翌日と3日後と1週間後
  • 授業後と寝る前に5分間復習するクセをつける【簡単にできます】

一つずつ説明していきます。

覚えるよりも「思い出す」勉強をしよう。


「復習」と聞けば、以下のような勉強をする人が多いです。

  • 英単語や用語を覚える。
  • 教科書を見返す。
  • 参考書を見ながら、問題を解く。

でも上のような勉強は全部「覚える」ための勉強です。
テストでは「覚える」ではなく「思い出す」勉強をしないといけません

勉強してるのになかなか成績が上がらない人は、覚える作業ばかりに時間を使っています。
テストの時に

「覚えたはずなのに全然思い出せない!」
って泣くことになります。

詳しくは「成績が伸びない人必見!今すぐできる”成績を上げるための秘訣”を公開!」という記事の3章の「わからないままの問題を「解ける問題」に変える」でも書いてます。

点を取りたいなら、「思い出す勉強」をしましょう。
具体的には、下のような勉強法です。

  • 参考書を見ずに、解けるとこまで解いてみる。
  • 小テスト形式で単語や語句を覚える。

こうすれば、あなたがどこまで覚えていて、どこから覚えていないかわかります。
覚えてないところは、理解したり覚え直します。

「覚える」勉強と「思い出す」勉強をくりかえす

この2つをくり返すことで、記憶に残ります。

学校の英単語のテストなんかはこれに当てはまります。

単語帳を見る(覚える)→小テスト(思い出す)→単語帳をまた見る(覚える)→再テスト(思い出す)

覚えると思い出すのくり返しですね。

数学の問題も「覚える」と「思い出す」を意識してやります。

何も見ずに問題を解いてみる。(思い出す)→解説を読んで理解する(覚える)→もう一度何も見ずに解く(思い出す)….

イメージできますかね?
とにかく何かを見ながら解くのはやめましょう。

見ながらやってるのに「この問題は解けたからもういいや!」と勘違いしてしまいますから。

復習は「思い出す」勉強を中心にやりましょう。

教科別の復習の仕方は、【誰でもできる】教科別の復習方法を解説!でくわしく話します。

復習のタイミングは、翌日と3日後と1週間後


忘れた頃に復習すると、記憶しやすいので

  • 翌日に1回目の復習
  • 3日後に2回目の復習
  • 1週間後に3回目の復習

この復習ペースが理想的です。
月曜日にした勉強の復習は、火曜と木曜と次の週の月曜にやりましょう。

もちろん全ての教科でやる必要はありません。
特に覚えられないものを中心にやってください。

それでも覚えられなければ、2週間後にその次は1ヶ月後でいいです。
復習をすればするほど、覚えてる時間は長くなります。

完璧に覚えられたと思ったら、もっかいだけ復習する。

覚えられたと思ったら、忘れた頃にダメ押しでもっかい復習しましょう。
そこでも覚えられていたら十分なので、当分復習しなくて大丈夫です。

復習は必ず忘れるタイミングでやってください。

完璧に思い出せる時じゃなく、「あれ、、どうだっけなぁ」ってなるくらいが一番記憶に残ります。

忘れた頃にくり返して記憶に残してください。

授業後と寝る前に5分間復習するクセをつける【簡単】


これは簡単にできるし、かなり効果のあるやり方です。
やればかなり忘れにくくなります。

それは授業後や夜寝る前に5分だけ復習することです。

用意するのは1枚の紙だけ!

メモでもノートでも裏紙でもいいので、紙を用意しましょう。

  • 授業後なら、授業でやって覚えてることを書き出す。
  • 寝る前なら、今日1日の勉強で覚えてることを書き出す。

もちろんノートや教科書を見てはいけません。
目を閉じて「今日何やったっけ?」と思い出しながら書き出してみてください。

間違っていても、全部書けなくてもいいです。
とにかく今自分の頭に残ってることを書き出します。

寝る前にやるなら、たくさんの教科のことを思い出さないといけません。
なので、勉強した教科の単元名だけは見てもいいです。

教科ごとに覚えてることを思い出しましょう。

  • 数学→公式や言葉の意味
  • 英語→文法の形や単語の意味
  • 国語→熟語や古語の意味、話のあらすじ
  • 理科→実験の内容や語句の意味
  • 社会→起こった出来事や語句の意味

書き出せたと思っても、少しねばってみてください。
出ないと思っていても、考えれば意外と思い出せたりします。

ココで出たものはなかなか忘れにくいです。
できるだけ多くのことを思い出しましょう。

ノートを見返して、どれだけ覚えていたか確認する。

書き出しが終わったら、授業のノートを見返しましょう。
そこで、自分が何を覚えていて、何を忘れていたか確認しましょう。

忘れてるものには、ノートにチェックを入れておきましょう。

時間のない時はチェックのついたものだけやればいいです。
そうやってチェックを減らしていって、どんどん覚えていきます。

毎日のクセにしてしまう。

最初の1,2週間は意識しないとできないですが、慣れれば無意識にできます。

授業終わりの5分で復習、さらに寝る前に復習。
これができれば、授業の内容が頭から抜けにくくなります。

ノートにチェックをつけているので、テスト前も勉強しやすいです。
わざわざまとめノートを作らなくても、チェックをつけたノートで十分覚えられます。

【誰でもできる】教科別の復習方法を解説!


では、教科別に復習のやり方を解説しましょう。

  • 【数学と理科の計算問題】計算問題は3回では足りない。
  • 英語は文章を読みながら、手を動かして覚える。
  • 理科社会の用語は、口に出して説明できるようくり返す。

副教科は直前で詰め込めばいいので、復習はあまり必要ないです。
副教科の勉強の仕方は、「副教科で確実に80点取る勉強法!教科別の出やすい問題も教えます!」から見れます。

【数学と理科の計算問題】計算問題は3回では足りない。


計算問題や応用問題などの場合、暗記よりも「体で覚えるイメージ」です。
「この問題なら、こう解く!」と手が自然と動くように5回はやりましょう。

〇〇を求める時は、△△の公式を使う。

という事を意識して解きましょう。

もちろん「覚えるよりも「思い出す」勉強をしよう。」で話したように「解き方を見ずに解く」やり方で勉強してください。

数字や問題が多少変わっても解けるようにしておきましょう。

英語は文章を声に出して読みながら、手を動かして覚える。


声に出すといっても、大声でなくていいです。
小声でつぶやくく程度でいいです。

声に出しながら手で書くのは、2つの効果があります。

  • 英文を読むのが早くなる。
  • 暗記しやすい。

英文を声に出して読むのが遅いと、英文を読み取るのも遅くなります。
スピードを上げるためにも声に出して読んでください。

また手と耳と口を使うので記憶に残りやすくなります。

  • 英単語の発音や意味
  • 英文の形や文法の形

を覚えることができます。
積極的に口に出しましょう。

理科社会の用語は、説明できるよう口に出してくり返す。


暗記の基本は、口に出すこと
です。
ただ理科社会の場合、意味を説明できるように自分の言葉に変えて覚えてください。

何も知らない子どもや友達に説明しても、わかるレベルの言葉を使ってください。

下の記事で例題つきで説明してます。
ピンと来ない人は、読んでみてください。
成績アップのポイント③人に教えることを意識して勉強する。

復習を楽に続けるための2つのコツ


復習する上で難しいのは、続けることです。
楽に続けられるように2つのコツを教えます。

  • 忘れることに落ち込む必要はない。
  • 最初は1つの教科にしぼってやる。

忘れることに落ち込む必要はない。


復習をしていると、「覚えたはずのことが覚えられてない。」ってことがあります。

僕も勉強していて

「なんで勉強してるのに、全然覚えられないんだ。ほんとだめだな」
と思う事はありました。

でもそんなことで落ち込まなくていいです。

あっまだ覚えれてないな。もっかい覚えなおそ。

これくらいの気持ちでいいです。
「記憶力が悪い」とか「自分馬鹿だな」と思う人は、自分のことを良く見すぎです

人間なんてすぐ忘れます。
大事なことさえ忘れる生き物なのに、勉強のことをすぐ覚えられるはずがありません。

覚えられてないってことは、

  • 覚えるための勉強回数がまだ足らない。

ただそれだけです。
どんなに頭のいい人でも覚えるために、回数や時間をかけてます。

学年トップになるような子は、誰よりも勉強を必死にやってます。
それが「覚えるためには回数と時間が必要」という証明です。

落ち込むことなく、コツコツやりましょう。

最初は1つの教科にしぼってやる。


全教科やるのが理想ですが、最初から全部やろうと考えなくていいです。

最初は、1教科からでいいです。

  • 苦手を克服したい教科
  • 一番得意な教科【勉強に自信がない人向け】

どちらかをやりましょう。

勉強に自信がない人や自分はできないと思ってる人は、得意教科からやりましょう。
得意教科がない場合は、一番マシだと思う教科から始めましょう。

できる教科からした方が自信がつくからですね。

まず1教科にしぼり、復習しましょう。
その方が続けやすいです。

勉強が続かない人は、最初のハードルが高すぎるのです。

僕も高校生の頃、「英語と数学と国語と物理化学」を毎日やると決めてました。
でもどうやっても全教科やるのは難しかったです。

最初にやった化学が全然解けなくて、いつも2教科が限界で心が折れてました笑

筋トレを始めた頃も、「厳しくしないといけない」と思って初日からハードな筋トレをしてました。
でも体にだるさが残ってしまって、3日目で「もう無理だ」と諦めてました。

最初はハードルを下げて下げて、

「これくらいなら余裕でできるわ!」

って思うくらいが一番です。
まずは1教科の復習から始めましょう。

まとめ:復習は「忘れる頃に」3回以上「くり返し」をすること!


記事の内容をまとめます。

  • 成績が上がる復習方法は、忘れたタイミングで3回以上繰り返すこと
  • 小テスト形式や解説を見ずに解くような「思い出すための勉強」をしよう。
  • 復習のタイミングは、翌日と3日後と1週間後の忘れたタイミング
  • 授業後と寝る前に5分間復習すると、かなり記憶に残りやすくなる
  • みんなすぐ忘れる。忘れる事で落ち込む必要はない。
  • 最初は得意な教科の復習だけやる。【自信がついたら他の教科もやる】

復習はやればやるほど、成績に表れます。
さらに予習と合わせれば、テスト勉強がかなり楽になります。

復習をやるリズムが出てきたら、1教科だけでも予習をしましょう。
予習と復習どちらが自分に合ってるかは、「予習と復習どっちが効果ある?あなたに合うベストな勉強方法教えます!」から見てください。

予習のやり方の記事

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