\(\displaystyle \frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a} \)
どうやら、「解の公式」を
覚えていますね。
あぁ、ダメだ!
数式の中でこれだけはパンクしそう
これは最大の難所ですからね。
今回はこの「解の公式」を
使った演習問題を解いてみましょう。
先ほどの生徒もかなり苦戦した下の公式↓↓↓↓↓↓↓↓
\(\displaystyle \frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a} \)
出ました、中学数学最大の難所「解の公式」
これを覚える事が出来れば、高校受験の課題は一つクリアされたと思っても大丈夫です。
ただ、この「解の公式」はなかなか覚えるのは難しいです。
でも、覚えてしまえばあとは楽勝です。「高校生」になっても定期テストで出てくるので、中学の今の時点で覚えておいてもらうのが一番得策です。
この記事の執筆者はむーむーです。
この記事の内容
- 「解の公式」について
- 「解の公式」を使った演習問題
- まとめ
「解の公式」について
これまで数学の公式の中で、ここまでごちゃごちゃ書いている公式はなかったと思います。このごちゃごちゃ公式「解の公式」は、二次方程式の解を出すための公式で、
何度も公式を出しますが、
\(\displaystyle \frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a} \)
これが「解の公式」です。
では、この公式はちゃんとした理由があって覚える必要があるので、ここに書いておきます。
\(\displaystyle ax^2 + bx + c \)のとき、この二次方程式の解は以下のようにあらわす事ができます。
\(\displaystyle x = \frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a} \)
実はこの式は、二次方程式の解を出すために使われる公式です。
例えば、
\(\displaystyle x^2 + x – 6 = 0 \)の方程式の解を求めてください。
となった場合、この\(\displaystyle x^2 + x – 6 \)は因数分解する事で、\(\displaystyle ( x +3 )( x -2 ) = 0\)となり、この方程式の解は、
\(\displaystyle x = – 3,+2 \)
となります。
しかし、次の方程式のような場合どうなるのか?
\(\displaystyle 2x^2 + 5x + 1 = 0 \)の方程式の解を求めてください。
これはさすがに因数分解できません。でも、解を求めてください。と言われてる。どうするか?
ここで登場するのが「解の公式」です。この解の公式を使えば、一撃で解を出すことができる優れものです。(実は、二次方程式は因数分解しなくても解けてしまうのですが、計算問題の内容によっては因数分解の方が早いので、因数分解を使っているのです。どちらで解いてもらっても構わないですが、時間を考えると両方使う方が良いですね。)
因数分解に関して分からない方はこちらをご覧下さい。
【中学数学】因数分解を1問10秒でこなす解き方と考え方因数分解ってどうやってやるの?公式をどれ使えばいいの?時間かけずに解く方法は?その疑問を全て解決します。公式を覚えるのではなく、まずはどの公式を使うかを知ることです。ポイントさえつかめれば中間テストも点数は楽に取れるようになります。
では、解いてみましょう。
\(\displaystyle 2x^2 + 5x + 1 = 0 \)の方程式を、先ほどの公式の内容に当てはめていきます。
この場合、\(\displaystyle a = 2, b = 5, c = 1 \) と置きます。そして
\(\displaystyle x = \frac{-4±\sqrt{5^2-4・2・1}}{2・2} \)と代入していきます。
では、計算した結果
\(\displaystyle x = \frac{-4±\sqrt{25-8}}{4} = \frac{-4±\sqrt{17}}{4} \)となります。なので、
解は、\(\displaystyle x = \frac{-4±\sqrt{17}}{4} \) となります。
ただ、当てはめるだけです!
そうなんです。公式さえ覚えてしまえば、あとはそこまで難しくないのが「解の公式」です。これさえ覚えておけば点数取れるなら、絶対覚えた方が良いですからね!
では、続いて「解の公式」を使った演習問題見ていきましょう。
「解の公式」を使った演習問題
演習問題
問題
次の二次方程式を解いてみましょう。
- \(\displaystyle 3x^2 + 7x + 1 = 0 \)
- \(\displaystyle 2x^2 + 5x – 3 = 0 \)
解答 & 解説
まずは1.から見ていきます。
\(\displaystyle 3x^2 + 7x + 1 = 0 \)を解の公式に当てはめる準備をしてきます。
この場合、\(\displaystyle a = 3, b = 7, c = 1 \) と置きます。そして
\(\displaystyle x = \frac{-7±\sqrt{7^2-4・3・1}}{2・3} \)と代入していきます。
それでは、計算していきます。
\(\displaystyle x = \frac{-7±\sqrt{49-12}}{6} = \frac{-7±\sqrt{37}}{6} \)となり、
解が\(\displaystyle x = \frac{-7±\sqrt{37}}{6} \)となります。
では、続いて2問目です。
\(\displaystyle 2x^2 + 5x – 3 = 0 \)を解の公式に当てはめる準備をしてきます。
この場合、\(\displaystyle a = 2, b = 5, c = -3 \) と置きます。そして
\(\displaystyle x = \frac{-5±\sqrt{5^2-4・2・(-3)}}{2・2} \)と代入していきます。
それでは、計算していきます。
\(\displaystyle x = \frac{-5±\sqrt{25+24}}{4} = \frac{-5±\sqrt{49}}{4} = \frac{-5±7}{6} \)となり、これは解を二つ計算することができるので、
解が\(\displaystyle x = – \frac{1}{3} , -2 \)となります。
この二つ目の問題は、因数分解でも解く事が出来る問題ですが、今回は「解の公式」で解いてみました。そこまで、労力かけずに解く事も出来るのですが、ちょっと計算量が多くなるので、そこはうまく選択しながら問題を解いてみてください。
解の公式まとめ
解の公式は、演習問題で使うと
凄い威力を発揮するでしょ!
その情熱は全然分からないですが…
覚えておくと便利という事は分かりました。
(ちょっと辛いですね…)
他にも覚えておくと便利な公式は
ありますので、ぜひ覚えておいて
ください。
はーい!!
いかがでした?「解の公式」
受験には欠かせない道具が「解の公式」です。二次方程式が出てきた時にも、因数分解以外の方法で解く方法なると、「解の公式」が一番最初に出てくるため、この方法はしっかりマスターしておいてください。
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