何とか私立は合格できたけど、公立受験の勉強どうしよう?
ここからは気持ちを切り替えて、公立受験に的を絞った学習をしていきましょう。
この疑問に答えます。
この記事の執筆者はむーです。
この記事の内容
- 公立高校受験対策について
- 数学はとにかく問題の基礎固めが大事!
- まとめ
私立高校受験が終わって、ホッと一息を入れたいけど、まだ公立高校の受験がある!!と焦っている方も多いのではないでしょうか。公立高校が本命の方は、これから対策できる数学の問題についてお伝えしていきたいとおもいます
公立高校受験対策について
公立高校受験は、大体の試験が5教科試験で、国語・数学・英語・理科・社会の組み合わせになっている所がほとんどだと思います。もちろん、理科・社会の暗記系科目については、理科と社会のまとめ教材を周回するのがセオリーではありますが、国語・数学・英語については、対策の施しようがない状態になっているケースが多いという事を受験生から良く聞きます。ここでは、公立高校受験対策の数学について見ていきたいと思います。
公立高校受験 数学対策について
公立高校受験の数学については、
- 計算問題
- 標準単元問題
- 関数、方程式等の文章問題
- 図形及び証明問題
の4つのカテゴリーに分類されます。このうち絶対に落としてはいけないのが、
計算問題、標準単元問題
の二つになります。この二つについて、詳しく見ていきたいと思います。
計算問題について
計算問題については、私立受験の対策でもお話しした通り、本当に簡単な計算問題を落とさないようにしてほしい事をお伝えしました。
私立高校受験まであと少し!数学は計算問題、英単語は最低限覚える!
ただ、公立高校受験での数学については、少し難易度が高い問題もあるため、出来るだけ時間を掛けずにサクサク解いていく必要があります。
ここで良く間違える計算ミスを列挙しておきます。
- 符号間違い
- 数字の記入ミス(0と6を読み間違える)
- 2乗の計算方法の間違い
私が塾生に指導している際に良く間違いがある部分です。
まず、符号間違いについては、次の問題を参考にしながら進めてみましょう。
次の文字式を計算してください。
①6x – 3(2x + 4) + 8
計算する際に、カッコを外すのですが、良くある符号計算ミスが
6x – 3・2x + 3・4 + 8
黄色のラインを引いている部分が良くあるミスです。この計算を正しく計算すると、
6x (-3)・(2x + 4) + 8
まず()の前についている3はマイナスも含めて計算するので、カッコを付けて計算してください。
6x (-3)・2x + (-3)・4 + 8
そして分配法則により、2x と 4に-3をカッコを付けたまま計算してやります。そしてそのまま計算していきます。
6x (-3・2x) + (-3・4) + 8
6x (-6x) + (-12) + 8
最後にカッコを外します。
6x -6x -12 + 8 = -12 + 8 = -4
となります。この間違いが非常に多いので、注意が必要です。
このミスで大体2点落とす傾向にある子が多いです。
次に、読み間違いです。
0 と 6 の読み取り間違いが多い傾向にあります。
0 と 6 は良く似ていて、特に試験の時は走り書きしてしまう傾向にあるため、出来るだけゆっくり丁寧に書くようにして下さい。
最後に2乗の計算間違いです。
次の計算してみましょう。
\[3^3 = ?\]
まず、間違い解答はこちらです。
\[3^3 = 3×3\]
これは間違いです。3 × 3ではないです。3の3乗というのは、3を3つ掛けるという意味になるため、正しくは
\[3^3 = 3×3×3\]
という事になります。ここで何問かおさらいをしておきましょう。
- \[4^2 = ?\]
- \[10^4 = ?\]
- \[5^3 = ?\]
- \[6^0 = ?\]
答え
- \[4^2 = 4×4\]
- \[10^4 = 10×10×10×10\]
- \[5^3 = 5×5×5\]
- \[6^0 = 1\]
最後の4番については、0ではなく1が答えになるので、気を付けましょう。
標準単元問題
標準単元問題については、色々な問題が出題されますが、特に数値代入問題や確率の問題、連立方程式の問題を苦手にするケースが多いので、後半で確率について少し触れておきます。
数学はとにかく問題の基礎固めが大事!
先ほど標準単元問題のお話しをしていきました。標準問題の中でも、数値代入問題や確率の問題に少し触れておきたいと思います。
数値代入問題
数値代入問題は、文字式の文字に値を代入し、出てくる答えを求める問題です。
次の問題にチャレンジしてみましょう。
x = -3 の時、4x – 6 + 3(2x – 5) の値を求めて下さい。
まず、解法の手順として
- 文字式を計算する。
- 計算し、文字式が簡単になれば、値を()付きで代入。
- 計算する。
以上のように値を計算していきます。
- 4x – 6 + 6x – 15 = 4x + 6x – 6 – 15 = 10x – 21
- 10x – 21 のxに-3を代入。10・(-3) – 21
- -30 – 21 = -51
答えは、-51となります。計算手順をしっかり踏めばそこまで難しいものではないので、解法の手順をおさえてチャレンジして下さい。
確率の問題
確率の問題と言うと、すごく難しく考える事が多い傾向にありますが、シンプルに考えてみて下さい。
例えばサイコロの確率の問題です。
問:サイコロが一個あります。偶数が出る確率を求めて下さい。
サイコロの目は6個なので、全部で6通りあります。そのうち、偶数は2,4,6の3つなので、3通りです。これを分数で表すと、
\[\frac{3}{6} = \frac{1}{2}\]
となります。
まとめ
標準問題は何とかなりそうだから、もう少し頑張ってみる!
そうですね、あと少し時間がありますので、粘るだけ粘ってみましょう!
標準単元問題は何が出てくるか分からない所もあるため、全てを網羅する事は難しいですが、よく出てくる
- 数式代入問題
- 確率の問題
については、少し問題のパターンを覚える事で確実に点数の積み上げに貢献してくれるので、是非チャレンジしてみてください。